菊に彩られた巣鴨の街を歩いてみませんか ~「第24回すがも中山道菊まつり」開催中~

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11月14日(月曜日)まで、「おばあちゃんの原宿」巣鴨で、秋の風物詩「すがも中山道菊まつり」が開催中です。江戸六地蔵尊・眞性寺、大正大学キャンパスを中心に、約300鉢の菊花が展示されています。

巣鴨は江戸時代から明治初期にかけて「園芸の里」として江戸庶民に愛されていました。時代の移り変わりにより、植木職人が減少していきました。「すがも中山道菊まつり」は、かつての歴史と文化を今一度再現させ復興していくという意味合いからはじまり、平成5年から毎年開催されています。また、地域の方による参加を促し、地域の歴史と文化として認知度をあげ、地域を支える参加型のイベントとして育てていくことにも力を入れています。

巣鴨地蔵通り商店街入口の広場の五重塔は、提携する埼玉・川越の菊花会の作品。このほかにも、世田谷の砧(きぬた)や埼玉の川口や戸田の菊愛好家の作品が並びます。

その中で、ひときわ目をひくのが、毎年恒例となっている、眞性寺境内に飾られる形作りの「菊アート」。様々な色・種類の花を使い、神話やおとぎ話を表現しています。今年は、「天空の輝く麒麟」をテーマにアーティストのつじむらゆうじさん(49)とささきさとみさん(29)が中心となり、地域の人々と一緒に3週間かけて作成。つじむらさんは「昨年の夏に、青空の中、光輝く麒麟が現れる夢を見たことから、現実世界に表現して多くの方々と共有したいと思い、今年のテーマに決めました。商店街の方々にも製作に協力していただき、巣鴨の技術や思いが詰まった作品になっています」と語ってくれました。造形作品の背景「あおぞら」は学童クラブ「子どもスキップ仰高」の子どもたちとささきさんが製作したもの。ささきさんは「製作に参加した小学生は自由に表現していました。『楽しい』と生の声を聞きながら一緒にアート作品を作ることができてうれしかったです」と笑顔で話してくれました。

実行委員会の松宮秀明さんは「巣鴨はむかし植木職人で栄えておりました。歴史や文化を思い描きながらお寺参りがてらにゆっくりと菊花の鑑賞を楽しみにいらしてください」と来場を呼び掛けています。

このほか特別催事として、うどんやおでん、おしるこなどの模擬店が12日(日曜日)まで開催しており、食事を楽しみながら菊花を観賞することができます。

色とりどりの菊花を見に巣鴨に訪れてみてはいかがでしょうか。


日時:11月14日(月曜日)まで(模擬店は12日まで)
10時から16時まで

場所:眞性寺(巣鴨3-21-21)など

主催:すがも菊まつり実行委員会

問合せ:すがも菊まつり実行委員会
電話:03-3918-2101(巣鴨地蔵通り商店街振興組合事務所)

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