真言宗豊山派金剛院(東京都豊島区長崎1-9-2 住職：野々部利弘)は3月1日より日本で初めてマンガ地蔵の御朱印を開始致します。
手塚治虫や赤塚不二夫などを輩出した、『マンガのルーツ』豊島区椎名町から発信される、日本で最初のマンガ地蔵の御朱印です。
また、マンガというCOOL JAPANのコンテンツを発信する事で外国人やクリエイティブな若者たちがお寺に集まる事も期待されます。お寺の境内にはマンガ地蔵も設置して、お地蔵様をメッカとしてマンガの聖地巡礼ブームも起こっています。
椎名町をマンガのルーツに！マンガ地蔵
マンガ地蔵は『創造の縁を結ぶ』との祈りをこめて2015年に金剛院の境内に立てられました。
椎名町はトキワ壮の影響も有り、多くの漫画家を世の中に輩出しています。
同寺院の住職は、そんな椎名町にマンガ地蔵を建立しました。“マンガのルーツは椎名町”という事を伝えつつ個人・社会・地域、全ての領域で個々の方が、思い巡らせている事を創り上げ、点と点を繋げ面となる『ご縁結び』と『創造成就』の御利益により、寺・行政・企業が一つになり地域が活性化する事を祈り建立しました。
COOL JAPANを地域の取り組みにも！～建立の背景～
マンガ地蔵建立の背景には、『トキワ荘協働プロジェクト』の動きがあります。
トキワ荘協働プロジェクトとは、南長崎地域の町会や商店街が中心となって進める地域活性化プロジェクトです。プロジェクトでは、マンガの町椎名町を再アピールする為に、地域内に様々なモニュメントを設置するなどの取り組みが行われています。
今回の漫画地蔵建立にあたっても「トキワ荘協働プロジェクト」メンバーの一乃瀬光太郎さんと齊藤基貴さんが地蔵様のデザインを担当しました。
御朱印女子とPOP CULTUREを融合～金剛院をマンガのメッカに～
手塚治虫や赤塚不二夫など、数々の漫画家を輩出した豊島区椎名町はマンガの町として知られています。
しかし、豊島区は2014年に東京23区で唯一の『消滅可能性都市』に選ばれてしまいました。その現状に心を痛めた野々部住職は、自らの寺院で多くの人が集まれるイベントを開催するほか、お寺とトキワ荘を結ぶ回遊式の「マンガ路」が出来れば、空き店舗などを活用して、マンガ放送局、マンガ図書館、マンガ教室などの取り組みの中で、椎名町の商店街が発展すると考え、マンガ御朱印の作成を決心しました。
金剛院にはマンガ地蔵も建立されています。マンガ地蔵をメッカに外国人や御朱印女子が行列を作る事で、椎名町の活性化の第一弾が、はじまっています。
マンガやアニメを地域コンテンツとして打ち出せるのは椎名町だけ！？
池袋椎名町は日本で唯一の漫画の町です。
2010年から安倍政権の戦略で“COOL JAPAN”を掲げ多くの地方が独自の特産物やツアーを企画し成功していますが、外国人が今最も注目している日本独自のポップカルチャーである、マンガやアニメを地域独自のコンテンツとして世界に打ち出せるのは、殿堂としてのトキワ荘がある椎名町だけなのです。
＜マンガのルーツである所以＞
日本を代表するマンガ家が椎名町に存在していたトキワ荘から輩出されています。
現在では、低下家賃住居を提供して若きマンガ家を応援する“紫雲荘プロジェクト”
も町ぐるみで行われています。
～トキワ荘出身の漫画家～
◆手塚治虫 ◆藤子不二雄
◆水野英子 ◆赤塚不二夫
◆よこたとくお ◆鈴木伸一
◆石ノ森章太郎 ◆森安なおや
※トキワ荘は２０２０年に復元予定です。
地域再生に立ち上がったのは、お寺の住職！？～野々部利弘 住職～
◆椎名町への想い＜地域コミュニティを目指して＞
金剛院では、お寺の中の境内に寺カフェ“赤門テラス なゆた”の開店、シニアHula、シニアのスマホ講習、子ども食堂、親子保育、がんカフェ、寺ヨガ、説法婚活、お坊さんのファッションショーなど様々な取り組みを行っていました。椎名町に住む様々な年齢の方が気軽に訪れる事が出来て、お互いに縁を結び、サードプレイスとしての居場所作りをしています。
◆これからの展望＜ハブ寺としての役目＞
より多くの方々を繋ぐハブ寺になる事が出来ると嬉しいです。
2020年のオリンピックを前にして外国人の方々に日本の伝統文化や仏教、お寺について発信し、お寺がハブとなり世界の人が集う街にする事が出来ると幸いです。そもそもお寺とは「祈り」「学び」「楽しみ」「癒やし」の場所で、人々の心の拠り所でもあります。平成の時代にあって、本来のお寺の機能を再構築し、インバンドとしてのグローバルな拠点としての運用を考えています。
COOLJAPANとは、日本独自の文化を発進する取り組みです。金剛院が豊島区を代表する寺院として、人々の集い方は変わっても、日本文化を発信するハブ寺として豊島区の活性化を目指します。
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