23区初、「豊島区役所で時差勤務を導入」~導入は10月1日 ワーク・ライフ・バランスを推進~

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豊島区役所は、10月1日から時差勤務を導入します。特別な理由がなくても、勤務時間を選択することができる時差勤務は、23区で初めてとなります。
 
豊島区のこれまでの勤務時間は、午前8時30分から午後5時15分。時差勤務では行政サービスの低下を招かない範囲で、A勤務からE勤務の5種類の時差勤務を選択できるようになります。

導入後の勤務時間は以下の通りとなります。
 
時差勤務の実施内容

現行 時差勤務導入後 休憩時間
8:30~17:15
※交替制等
勤務職場除く
 8:30~17:15 【A勤務】 12:00~13:00
 7:30~16:15 【B勤務】
 8:00~16:45 【C勤務】
 9:00~17:45 【D勤務】
 9:30~18:15 【E勤務】
  13:00~21:45 【F勤務】
夜間に会議や住民説明会等がある日に限り、当該日のみ利用可能
17:00~18:00

 
始業時間が午前7時30分から9時30分までの30分刻みで選択でき、終業時間は午後4時15分から6時15分となります。最も早い勤務と遅い勤務の始業時間の差は2時間。勤務パターンは、月単位で選択できます。
 
また、午後出勤のF勤務の試行も同時に実施されます。F勤務は、夜間の会議や住民説明会等がある日のみを対象とするもので、職員の意見を反映し、設定されました。
 
時差勤務の導入により、職員一人ひとりが自分のライフスタイルに合った働き方を選択し、いきいきと働き続けることができる勤務環境を整備することで、さらなるワーク・ライフ・バランスの推進を図るとともに、勤労意欲の向上や業務の効率化等による区民サービスの向上を目指します。

区の澤田健人事課長は「時差勤務の導入を契機とし、将来的には時間や場所にとらわれず成果をあげる、豊島区独自のワークスタイルを確立していきたい。」と語っています。

 
実施日
平成29年10月1日(※F勤務は試行実施)
 
試行後のアンケート結果
時差勤務導入に先立ち、本区では7月11日から25日まで時差勤務の試行を実施。試行では対象者約1,400名のうち約200名の職員が参加。試行後のアンケートでは、参加者の約8割が「満足」「やや満足」と回答。
 
これまでのワーク・ライフ・バランス推進に向けた本区の取組み
豊島区では、昨年5月に管理職で構成する「ワークスタイル検討PT」を設置、同7月には、係長や主任主事を中心とした職員で構成する「ワークスタイル・ワークショップ」を設置して、業務改善、仕事の進め方、制度の見直しなど、ワークスタイルを変革するための検討を進めてきました。

同9月には、全管理職による「としまイクボス宣言」を行い、職員のワーク・ライフ・バランスを応援し、育児・介護を行う職員に対しては、本年6月、「育児又は介護を行う職員の早出遅出勤務制度」の新設などに取組んでいます。

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