三面大黒天
東京豊島区の真言宗豊山派金剛院は、2018年1月1日(月)~3日(水)まで、豊臣秀吉が守護仏として信心していた「三面大黒天」がご開帳されます。
「三面大黒天」のご開帳はお正月三ヶ日のみ。9~18時まで無料でご拝見いただけます。
さらに、境内には、「マンガ原点のまち:椎名町にふさわしいものを」という思いから「マンガ地蔵」という可愛らしいお地蔵さんも設置されています。「なで仏」として創造の力を授かる縁結びをご祈願ください。
七福神三体分相当の御利益
■毘沙門天、弁財天の御顔が合体
「三面大黒天」は、その名の通り三つのお顔を持ち、“福の神”として有名です。黒天の向かって左側に毘沙門天、右側に弁財天の御顔が合体した珍しい三面の御姿をしており、一度の拝見で「七福神三体分の御利益がある」と伝えられています。
大黒天は開運招福・縁結び・子授け・商売繁盛など、毘沙門天は無病息災・不老長寿など、弁財天は学問・技芸・音楽などの福徳を授けると言われています。
それぞれの御威徳が合体した最強の守護神として有名で、御家族そろって祈願頂ける、有難い秘仏です。
「マンガ地蔵」で創造力を授かる
■「トキワ荘」の方角を見守る お地蔵さま
マンガ地蔵は、かつて多くの人気漫画家を生み出した「トキワ荘」があった方角を見つめて静かに立つお地蔵様で、弘法大師修行像の右側に建立されています。全体が細長いペンの形をしており、右手にはマンガを描くときに使われる Gペン(つけペン)、左手には「チエの実」を持ち、衣の柄はマンガのコマを表現しています。
このユニークなデザインは「トキワ荘協働プロジェクト」メンバーの一乃瀬光太郎さんと齊藤基貴さんによって創られました。慈愛に満ちたそのお顔は、マンガ家やアーティスト等、業界問わず将来クリエティブな職種を目指して夢を追う方々や、クリエイターと呼ばれる方々を、励まし、温かく見守ってくれます。
■関連アイテム、マンガ御朱印を配布
また、三カ日において、マンガ地蔵にちなんだ最新アイテム:「マンガ地蔵お守り」「マンガ地蔵手ぬぐい」が販売されます。昨今メディアで話題の“御朱印女子”に大人気の「マンガ御朱印」の配布も実施予定です。
(*「トキワ荘」は、手塚治虫先生、石ノ森章太郎先生、赤塚不二夫先生をはじめ、日本マンガの「原点」とも言える大作家たちが若き日を過ごした、マンガの聖地です。その跡地には、今でも偉大な先達の足跡をたどろうと、日本全国から多くの人が訪れています。)
直営カフェ「なゆた」にて限定メニュー
■三ヶ日限定の提供
公式サイト:
http://nayutacafe.com/menu/
お正月限定新メニュー:
お雑煮・お汁粉・あま酒・焼き餅・きな子餅・カレー
その他人気メニュー :
お寺ごはん:1,296 円/ぜんざい:927 円/餅:628 円
年末年始の営業時間(*26~30 日休み):
12月31日(日):21 時~翌 2 時
1月1日(月)~3 日(水):9 時~18 時
真言宗豊山派金剛院とは
金剛院は大永2年(1522 年)に、真言宗聖弁和尚が開創、江戸幕府から古跡寺院にも指定された歴史を持つお寺。『御府内八十八ヶ所(弘法大師ゆかりの八十八ヶ所のお寺をお参りする、“東京版”お遍路(へんろ)コース)』にも含まれています。
元禄末期には火災に見舞われ、貴重な文書や仏像の焼失なども経ましたが、正徳5年(1715年)の15 世・聖誉和尚による「仏舎利塔」が現存するなど東京の古刹とも言え、四季折々の景観を有する歴史の面影を残した佇まいとなっています。
寺院概要
名称 | 真言宗豊山派金剛院 |
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所在地 | 東京都豊島区長崎 1-9-2 |
アクセス | 西武池袋線『椎名町駅』 (*池袋駅より1駅)北口徒歩 1 分 |
公式サイト | http://www.kongohin.or.jp/ |