NTT東日本と「フリーWi-Fi」に関する連携協定を締結

『TOSHIMA Free Wi-Fi』ロゴデザイン

~民間の駐車場で『TOSHIMA Free Wi-Fi』が使えます~

豊島区は、3月1日、東日本電信電話株式会社(以下、「NTT東日本」)と連携協定を締結し、区内に展開している「TOSHIMA Free Wi-Fi」の更なる拡大に向け民間活力を活用した連携(公民連携)を強化することとした。

 

豊島区は、2020年の東京五輪等を視野に、外国人旅行客受入環境の整備ならびに観光情報等の発信力強化、災害時のライフライン確保等を目指して、NTT東日本と連携し新庁舎移転の2015年5月7日からTOSHIMA Free Wi-Fiサービスを提供している。これまで、新庁舎をはじめとする区施設、救援センター、池袋駅周辺等にアクセスポイント(以下、AP)を整備、さらに、約160の店舗の協力も得て、これまでに約220のAPを整備した。

 

今後インバウンドの拡大に伴い、Wi-Fiの拡大は必須と考えられるが、今回、NTT東日本と連携協定を締結することで、技術的及び専門的分野における支援を受けることができ、かつ、設置のネックとなっている場所の確保や新たな運用コストを無くす整備が可能となる。

この協定は、駐車場などの求めに応じNTT東日本が主導して区内にWi-Fiを積極的に拡大・展開し、さらに、これをTOSHIMA Free Wi-Fiとして運用することで、観光客をはじめとする来街者の観光活性化および利便性向上に寄与することを目的としている。

 

その、最初のモデルが、「三井のリパーク」である。三井不動産リアルティ株式会社が豊島区内に展開する「三井のリパーク」駐車場に、NTTグループのテルウェル東日本株式会社の高機能自販機を提供し、豊島区が提供するTOSHIMA Free Wi-Fiの拡大、災害支援や観光客の利便性向上に資する地域貢献型拠点として、計13の駐車場で展開する(別紙参照)。「三井のリパーク」駐車場に自治体の公衆無線LANサービスの提供は東日本初となる取り組みである。

 

今回設置の高機能自販機の特徴

(1)「TOSHIMA Free Wi-Fi」の提供

(2)多言語翻訳機能

訪日外国人等への支援機能として、利用者がスマートフォン等の携帯端末でQRコードを読み取ることで、ユーザ端末に設定された言語にあわせ、駐車場の利用方法等を翻訳して表示が可能。

(3)災害支援機能

災害等により商用電力が停電となった際も、自動販売機内蔵ワイヤーの操作により、貯蔵飲料を無償で提供。また、ダストボックスの上部空きスペースに非常食や簡易トイレ、レスキューシート等の災害対策用備蓄品を設置しているため、避難スポットとして利用も可。

(4)地域の特色をデザインしたラッピング

地域の特色をモチーフとしたラッピングデザインにより、地域活性化に貢献。

 

区担当者は、「AP設置の課題のひとつは、設置及び運用のコストである。今回の三井のリパークモデルではこの課題がクリアできるため、今後のAPの拡大に期待ができる。」と話している。

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