あうるすぽっとで「お出かけ支援講座」と題し、聴覚障害者・視覚障害者をサポートする講座を開催します。
〝きこえない・きこえづらい〟〝みえない・みえづらい〟方と対面した際に「どう対応すれば良いのか分からなかった」そういった経験をお持ちではないですか?
障害者差別解消法の施行や2020年オリンピック・パラリンピック開催などに向けて、障害者が文化施設に安心して来場できる環境作り〝アクセシビリティ〟の必要性が高まってきています。本講座では視覚・聴覚障害当事者から、障害とはどういったことなのか・どのような対応をするとバリアが解消されるかを学び、アクセシビリティの向上を目指します。
お出かけ支援講座 聴覚障害者編・視覚障害者編~アクセシビリティを考え、実践する~
両講座とも、障害当事者から、レクチャーで「障害の種類による感じ方の違い、どのような障壁が存在しているのか」を説明し、「すぐ出来ること/人の助けが必要なこと/プロの助けが必要なこと」各段階で必要なサ―ビスや、そのコストについて学びます。最後にワークショップでは、理論を元に、参加者同士でシミュレーションを行い、技術を習得します。
<聴覚障害者お迎え編>
日時:10月28日(日曜日)レクチャー:10時から12時30分まで ワークショップ:13時30分から16時まで
講師:美月めぐみ(みづき・めぐみ)
1964年福島県生まれ。先天性の視覚障害。1985年筑波大学附属盲学校卒。1995年「こうばこの会」で、朗読劇に出演しつつ、脚本・演出・劇中歌の作詞・作曲も担当。2006年より鈴木大輔に師事。現在、演劇結社ばっかりばっかり所属の女優として活動中。バリアフリー映画鑑賞推進団体「CityLights」副代表。自身、30年来の演劇ファンとして、劇場にも足繁く通っている。
<視覚障害者お迎え編>
日時: 11月3日(土曜日)レクチャー:10時から12時30分まで ワークショップ:13時30分から16時まで
講師:廣川麻子(ひろかわ・あさこ)
1994年日本ろう者劇団入団。1995年和光大学卒業。2009年1年間英国にて研修。2012年観劇支援団体シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)設立。全国各地で啓発活動を展開している。平成27年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2016年第14回読売福祉文化賞(一般部門)をTA-netとして受賞。文化庁文化審議会第15期(2017年度)文化政策部会舞台芸術ワーキンググループ専門委員。
会場: あうるすぽっと3F会議室B(豊島区立舞台芸術交流センター)
参加費:各1,000円(レクチャーのみ受講)
※ワークショップは定員に達したため受付終了
定員:各70名
申込み方法:先着順。あうるすぽっとホームページ https://www.owlspot.jp/より申込み。
主催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)、豊島区