多言語行政情報動画「はじめて豊島区にすんでみた~留学生編~」を公開

多言語行政動画の一コマ

~留学生が知りたい10のことをわかりやすく解説~

 

豊島区では外国籍住民の割合が1割を超え、その中でもベトナム語やネパール語、ミャンマー語などを母語とし、日本語だけでは充分に理解できない住民が急増している。区は、2017年に有識者や区民で構成する豊島区多文化共生基本方針策定検討委員会を立ち上げ、外国籍など多様な区民が地域社会の構成員として共生していく取組みについて検討し、本年度中に基本方針を策定することを予定している。

 

この委員会の中で区の課題として、来日間もない外国籍住民は、様々な情報を通常の日本語のみで理解するのは難しいとの意見があげられた。そこで今回、外国籍住民の半数近くを占める留学生を対象に、豊島区での生活をスタートするのに役立つ情報を7言語で動画配信することとした。

 

本動画の特徴は、区内の留学生にヒアリングを行い、留学生が実際に「知りたいこと」や「来日前に知っておきたかったこと」をテーマとして取り上げたことだ。「税金・健康保険」や「医療・保健」など行政に関する事項から、「生活費の目安」や「日本語学習と交流」などこれまで行政があまり取り上げなかった情報などの10テーマを、会話形式でわかりやすく解説している。また、区内専門学校の協力の元、区内在住の留学生が出演していることも、もう一つの特徴といえる。今回協力いただいた早稲田文理専門学校(豊島区高田2-6-7)は、地域交流の拠点である「区民ひろば」で地域住民との文化交流事業にも協力している。

 

本動画は、YouTube等で配信。区ホームページからもアクセスが可能だ。インターネット配信のため、来日前の留学予定者に事前情報として視聴してもらうことも期待している。また、区内の日本語学校等に無償でDVDを配布し区職員が出張講座を行う予定だ。

 

11月2日(金曜日)には、早稲田文理専門学校にて第一回の出張講座を行う。当日は、国民健康保険課や税務課の職員も同行し、留学生の不安や疑問に直接答える。

 

今後は、家族編の動画制作も検討しており、外国籍住民が安心して豊島区で生活できるよう、多言語による情報発信を進めていく。

 

・10テーマ:税金・健康保険、医療・保健、生活費の目安、トイレ、ごみ、交通、防災、相談窓口、日本語学習と交流、豊島区を楽しむ
・再生時間:各テーマ 1分程度
・対応言語:7言語(簡単な日本語、英語、中国語、ベトナム語、ネパール語、韓国・朝鮮語、ミャンマー語)の字幕、ナレーション付き
・URL:http://www.city.toshima.lg.jp/417/jp/movie.html
第一回出張講座
11月2日(金曜日)13:10~14:40 (予定) 早稲田文理専門学校(豊島区高田2-6-7)に実施

 

問い合わせ 企画課多文化共生推進担当 電話:03-4566-2534

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