11月15日に池袋駅周辺で帰宅困難者対策訓練を実施

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~埼玉県と連携したバス搬送訓練と社会実験の実施・検証~

 

豊島区は11月15日(木)午前10時より、池袋駅及び駅周辺において大地震等の発生を想定した帰宅困難者対策訓練を実施する。
首都直下地震が発生した場合、全国でも有数の乗降客を有する池袋駅では、55,000人の帰宅困難者の発生が想定されており、帰宅困難者への対策は豊島区として取組むべき大きな課題として位置付けている。
今回の訓練はこの事態にどの様に対応していくかを検証することを目的に、豊島区と鉄道事業者、集客施設各事業者、防災関係機関、町会等で組織する「池袋駅周辺混乱防止対策協議会」が連携し、池袋駅と周辺の施設を中心に1,000人規模で展開する。訓練は、訓練当日の午前8時に東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3、最大震度6強の地震発生が発生した想定で行う。
今年度初めての取組みとして、埼玉県と連携し、帰宅困難となった要配慮者などをバスで搬送する訓練を実施する。埼玉県民の都心への玄関口である池袋ならではの実践的な訓練となる。
主な訓練の内容は以下のとおり。

(1) 災害対策本部と各活動拠点の開設及び各事業所間の連携
区は直ちに災害対策本部を設置するとともに、池袋駅及び周辺に現地連絡調整所、情報提供ステーションを開設する。また、駅や周辺事業などとの無線通信による情報伝達を実施する。

(2) 要配慮者への避難誘導と施設の安全確認
障害を持たれている方や外国人等の要配慮者への適切避難誘導を実施するとともに、避難者を受入れる一時滞在施設は施設点検の徹底を図る。

(3) 備蓄物資集積配分所への物資輸送・集積。配分要領の検証
南池袋公園に設置する備蓄物資集積配分所へ民間倉庫から帰宅困難者用備蓄物資を輸送し、集積及び配分要領の検証を行う。

(4) 埼玉県が実施する要配慮者輸送訓練との連携
発災3日後を想定し、豊島区で帰宅困難となった埼玉県民と、埼玉県で帰宅困難となった豊島区民の要配慮者(車いす、妊婦、腕や足に障害のある方を想定)を、路線バスで搬送する訓練を実施する。当日朝7時半過ぎに、埼玉県の手配する路線バスが豊島区民想定の要配慮者10名と健常者約5名を乗せて越谷駅から池袋へ向かう。その後、区の訓練に参加している埼玉県民で帰宅困難となった要配慮者を、一時滞在施設であるホテルメトロポリタン(西池袋1-6-1)からバスで埼玉県へ搬送する。

(5) 社会実証実験の実施と検証
昨年から引き続き、外国人を対象とした多言語の音声翻訳及び災害時におけるツイッター等の有効性について、国の実証実験を実施し検証を行う。

 

日時 11月15日(木曜日)午前10時から正午
場所 池袋駅及び駅周辺ほか
問合せ 防災危機管理課
電話 03-4566-2574
FAX 03-3981-5018

 


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