「国際アート・カルチャー都市」を目指す豊島区は、中国・西安市、韓国・仁川市との文化交流により、相互理解の促進と多様な文化の国際発信力の強化を目指す「東アジア文化都市2019豊島」を開催します。
「東アジア文化都市2019豊島」のコンセプトは「はらはら、どきどき、文化がいっぱい」。「マンガ・アニメ」の発信拠点として注目を集める豊島区ですが、そのほかにも区内では「舞台芸術」や「祭事・芸能」も盛んに行われています。これらの分野を軸に新規事業や日中韓交流事業を立ち上げ、年間を通して世代や国籍に関係なく、区民の誰もが楽しめる多彩なプログラムを展開します。
2月1日に東京芸術劇場で実施された開幕式典を取材しましたので、その様子をお伝えします。
オープニングには豊島区の小学生が「わたしは未来」を合唱しました。
海外からの来賓も見守るなか、日本語・中国語・韓国語と3各国語で披露され、会場は大いに盛り上がります。
続いては豊島区名誉区民・能楽師・人間国宝の野村萬さんによる奏上。3都市間の協調と「東アジア文化都市2019豊島」の成功を祈り、読み上げられました。
「東アジア文化都市2019豊島」実行委員会 委員長を務める高野之夫 豊島区長をはじめとして、西安市の徐明非 副市長、仁川広域市の朴俊夏 副市長からも挨拶がありました。
文化交流公演として、韓国・仁川広域市からは仁川市立舞踊団が舞を披露。美しく華やかな伝統衣装に身を包んだ踊り子がひらひらと舞う姿は観客を魅了しました。
中国・西安市からは尺八の演奏と唐詩の吟詠が披露されました。尺八の素朴ながら奥深い音色に力強い吟詠が重なり、会場は幻想的な雰囲気に包まれます。
また、オーケストラの演奏をバックに唐詩が吟じられました。スクリーンには水墨画の世界が映し出されます。
そして豊島区からはアニメ音楽オーケストラコンサート“アニケストラ”の演奏が。ゲストにアニメソングの帝王・水木一郎さんを迎え、マジンガーZやデビルマンのメドレーが披露されました。
水木さんは海外でも公演されており、中国・韓国でも水木さんの歌うアニメソングは広く知られています。オーケストラの演奏と合わさり、水木さんの歌声の迫力もひとしおです。
3都市の魅力を存分に伝える公演ののち、開幕式典は終了しました。
この日を皮切りに、豊島区では様々なジャンルの文化イベントが実施されます。中国・韓国からの招聘作品の上映も予定されているとのこと。区が一丸となった「オールとしま」の体制で豊島の魅力を国内外に発信する「東アジア文化都市2019豊島」に皆様もぜひ参加してみてください。きっと「はらはら、どきどき」を体験できるはずです。
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