世界をひとつにする 「スポーツ」と「伝統工芸」と「文学」と ~ 東京2020大会機運醸成展示 「東京でおもてなし2020~56年ぶりの夢~」 ~

「スポーツの祭典」でもあり「文化の祭典」でもあるオリンピック・パラリンピック競技大会。

豊島区出身の ローマ大会競泳800mリレー銀メダリスト 石井 宏(いしい ひろし)氏、オリンピック発祥の地ギリシャを東京手描友禅で表現した 伝統工芸士 坂原 栄(さかはら さかえ)氏の貴重な資料を基に2020年 東京・豊島区 から「世界の人々をつなぐ、スポーツ・芸術・文化の祭典」の魅力と「オリンピズム」を伝える展示が、豊島区立中央図書館で8月29日からスタートします。

「スポーツコーナー」では、「ローマ大会の銀メダル」第4回ロンドンから第20回ミュンヘンまでの各大会のトリビア付きのポスター」、「ローマ大会の選手村写真」等を展示。1964年東京大会のポスターも展示される。※ポスターは14大会分。各週入替え。※銀メダルは、午前10時~午後5時まで。

「伝統工芸コーナー」では、「KIMONOプロジェクト」でオリンピック発祥の地・ギリシャの振袖を製作した坂原栄氏の創作ノートやギリシャ振袖の一部(見本として先に作成されたもの)などを展示。伝統工芸である東京手描友禅で、パルテノン神殿の絵柄やギリシャ語でオリンピズムが描かれているのがとても興味深いです。

同時に、9月25日・10月2日・9日に放送する、鎌倉文学館館長富岡幸一郎氏の特別講演会テーマ「オリンピックと文学者」の関連資料も紹介します。

展示会場には、各展示に関連する書籍の貸出コーナーが設置されているため、展示を観たあとに、図書でさらに知識を深めることができる内容となっています。

 

日時: 令和2年8月29日(土曜日)~10月22日(木曜日)
平日:午前10時~午後10時、土・日・祝日:午前10時~午後6時
※休館日(9月14日、9月25日、10月12日)を除く

場所:豊島区立中央図書館5階特別展示コーナー(豊島区東池袋4-5-2)

(石井 宏氏) 
昭和14(1939)年豊島区雑司が谷生れ。昭和35年ローマ大会水泳競技男子800mリレー第二泳者として銀メダル獲得。日本大学卒業後、1962年共同通信社へ入社。1972年ミュンヘン大会・1976年モントリオール大会・1980年モスクワ大会・1984年ロサンゼルス大会に特派員として派遣される。1980年日本大学水泳部監督に就任。1994年共同通信社退社後、日本大学に入社。広報部長、水泳部長、理事、常務理事を務める。退任後、2015年学校法人松山学園理事長就任。2017年一般社団法人グローバル人材開発機構副理事長就任。

(坂原 栄氏)
父のもとで模様師の仕事を修業、また小笠原忠春氏に友禅を学ぶ。その後画家、長浜信夫氏(父が横山大観の兄弟子)のもとでデザインを学ぶ。
平成13年 経済産業大臣認定 伝統工芸士 平成26年 東京マイスター知事賞 受賞
平成31年 豊島区登録無形文化財保持者 認定

※KIMONOプロジェクト(主催:一般社団法人イマジンワンワールド)

※KIMONOプロジェクト
(主催:一般社団法人
イマジンワンワールド) 「世界はきっと、ひとつになれる」イマジンワンワールド KIMONOプロジェクト
世界に誇れる日本の伝統美である着物に、世界各国に息づいた素晴らしい文化、自然、象徴を描いたKIMONO(振袖と帯)を制作。すべての国のKIMONOを通して「世界はきっと、ひとつになれる」というメッセージを発信する「KIMONOプロジェクト」を展開。各国の平和と繁栄の願いを込め、日本各地の名だたる制作者により一点ものとして制作され、日本各地から寄せられた寄付や協賛、支援者の協力により作られた。その数、213の国と地域。国の大小に関わらず同じ予算で、どんな国にも等しくある美しい文化や自然を、いま伝わる最高峰の技法で丁寧に表現。
https://www.piow.jp 同事務局TEL03-4520-6960

問合せ:中央図書館  電話03-3983-7861 図書館課長公用携帯 倉本 080-9864-0620

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