雑司が谷の鬼子母神堂、正式に重要文化財に指定 10月に区内の重要文化財を巡るウォークラリーを開催

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7月25日「官報」告示があり、雑司ヶ谷鬼子母神堂(雑司が谷3-15-20)が国の有形重要文化財に正式に指定されました。

豊島区内の重要文化財は、建造物としては「自由学園明日館(平成9年指定)」に次いで2件目。有形民俗文化財である「豊島長崎の富士塚(昭和54年指定)」を含めれば、3件目の指定となります。

鬼子母神堂は鬼子母神像を祀る堂で、江戸時代を通じて安産などの信仰により庶民の崇敬を集め、現在でも多くの参詣者を集めている。また、毎年地域の人々の手によって「御会式」が開催されるなど、地域コミュニティの拠点ともなっています。

鬼子母神堂を含む雑司が谷の地域は、平成26年12月に、雑司が谷歴史と文化のまちづくり懇談会の「雑司が谷がやがやプロジェクト」が日本ユネスコ協会連盟の「未来遺産プロジェクト」に登録されており朗報が続いている。

区では、この度の重要文化財指定を受け、区内3つの重要文化財を見学するウォークラリーを10月に開催する予定です。
 

区内にある国の重要文化財

自由学園明日館(西池袋2-31-3)
大正10年(1921)、羽仁吉一、もと子夫妻が創立した自由学園の校舎として、フランク・ロイド・ライトの設計により建設された。平成9年に国重要文化財に指定された。
 
豊島長崎の富士塚(高松 2-9-3)
東京都内にある江戸時代に築造された富士塚の中でもよく原型をとどめていることから、昭和54年に国の重要有形民俗文化財に指定された。
 

※鬼子母神堂の「鬼」の字は、1画目の点(ツノ)のない文字を用います。
 
問い合わせ: 庶務課 文化財グループ 伊藤 電話03-3981-1190

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