篠原信一さんがぬらりひょんを退治?!『体感妖怪アドベンチャー GeGeGe 水木しげるの大妖界』の内覧会に参加してきました!

©水木プロダクション

 

2016年7月26日から8月29日まで、『体感妖怪アドベンチャー GeGeGe 水木しげるの大妖界』が東京・サンシャインシティで開催されます。7月25日、プレス向け内覧会が開催されましたので、参加してきました!

 

左より二番目から、柔道家の篠原信一さん、「ゲゲゲの女房」でおなじみ、水木しげるの妻である武良布枝さん、水木プロダクション社長の原口尚子さん。

左より二番目から、柔道家の篠原信一さん、「ゲゲゲの女房」でおなじみ、水木しげるの妻である武良布枝さん、水木プロダクション社長の原口尚子さん。

 

場所はサンシャインシティ・ワールドインポートマートビル4F。当日は特別展の会場入り口で、オープニングセレモニーが催されました。

『GeGeGe 水木しげるの大妖界』は、水木しげるが描いた妖怪たちとの触れ合いを通じて、私たち日本人のこころの奥底に染みついた、「見えないものへのおそれ」を感じることができる、体感型の妖怪テーマパークです。
すでに台湾2都市、大阪の天保山で好評を博している特別展であり、いよいよ東京でこの夏、満を持して開催されます。

 

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最強の妖怪VS最強の人間?!

セレモニーのクライマックスを飾るのは、本イベントオフィシャルサポーターの篠原さんと、妖怪ぬらりひょんの柔道対決。
「水木先生も、『こんな妖怪描いたことないなぁ』という感じで、私のことを見てくれたんじゃないか」
と話していた篠原さんは、まさに「妖怪と人間のあいだ」の存在?!
互いに礼を交わした後、組み合うや否や、勝負は篠原さん得意の大外刈りであっさりと決まりました。

「最強の妖怪は倒しました。これで安全に展示を見ることができます!」
さあ、それでは、会場に足を踏み入れてみましょう。

 


 

鬼太郎大百科

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東京の展示のために新設された、水木しげる先生の偉業を紹介する「水木しげる大百科」がプロローグとなり、会場は「鬼太郎大百科」へと続きます。
水木しげる先生といえば、やはり鬼太郎!
壁面も鬼太郎の「ちゃんちゃんこ色」で装飾され、どこか懐かしさがこみ上げてきます。

 

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ここでは、鬼太郎ファミリーや、鬼太郎が対戦したさまざまな妖怪が紹介されているのですが、特に目を引くのは「鬼太郎誕生」のエピソードと、それを再現したジオラマです。

 

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圧倒的な造形力。まさに鬼太郎が墓から這い出てきた瞬間です。
今回の会場設計を手がけたのは、JBNE DESIGNの齊藤基樹さん。今回、様々な手法と演出で来場者を驚かせ、楽しませてくれます。
これから始まる鬼太郎の苦難の物語を暗示させるような、見事な出来栄えですね。

みなさん、鬼太郎の出生にまつわるエピソードはご存じですか?私は今回の展示で初めて知ったのですが、テレビアニメではほとんど描かれることがなかったというこの出生秘話、とってもダークで魅力的なものでした。ぜひ、会場で確かめてみてください。

 

日本の妖怪たち

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このコーナーでは、水木先生の描いた妖怪画をもとに、全国津々浦々の日本妖怪たちを、複製原画やグラフィックで紹介していきます。

 

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鳥取県境港市にある「水木しげるロード」と同じブロンズ像が並びます。像はライトアップされ、不気味な質感と、神秘的な雰囲気を漂わせています。
この妖怪は「泥田坊」。貧乏ながら田を残して死んだ男の怨念から生まれました。それぞれの妖怪に詳しい解説が付けられていますので、ぜひ会場でご覧下さい。「これ知ってた?」なんて友達に聞きながら歩くと楽しいかも。

 

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電気で煌々と照らされた現代とは異なり、むかしの日本にはいたるところに「闇」が存在していました。そして、山川草木に神仏や精霊を見出すわたしたち日本人は、全国各地に妖怪伝説を生みだしてきたのです。
この「日本妖怪大地図」では、すべての都道府県に由来する妖怪たちを一挙に見ることができる、まさに日本列島妖怪マップ。

ちなみに、私の地元は「小豆ばばあ」でした。なんだか地元の妖怪とわかると、「小豆ばばあ」にも愛着がわいてくるから不思議です。

 

妖怪屋敷・妖怪の森

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ここからは、いよいよ妖怪たちの本拠地へと足を踏み入れます。覚悟はよろしいですか?
「妖怪屋敷」「妖怪の森」では迫力の立体造形で妖怪たちを展示。光や音の演出で、来場者を驚かすアトラクションが満載です。

 

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妖怪屋敷内の「無限六角堂」。上下に鏡を配置し、万華鏡のような不思議な空間をつくりだしています。中に立ち入ると、無数のカラフルな妖怪たちが跳梁跋扈しているかのよう。そこはまるで、「合わせ鏡」という禁忌がつくりだす異世界です。はたして、無事に帰ってこられるでしょうか・・・。

 

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妖怪「うわん」のひそむ井戸。うわんは大声をあげて人を驚かす妖怪です。
井戸の淵に立ち、はるか底に向かって、「うわん」と名前を呼んでみましょう。すると・・・何が起こるかは、行ってみてのお楽しみ。

 

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妖怪「目目連」。その名のとおり、廃屋などの障子に突如として無数の目が現れ、人を驚かす妖怪だそうです。

 

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なんだ、これは!!
妖怪「見上げ入道」です。造形師のこだわりがうかがえる、入魂の立体像。

 

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「ぬりかべ」です!大きさはもちろん、重厚な質感に圧倒されます。
妖怪たちが魅せる、細かい反応や演出が特徴的なこの特別展。ぬりかべも、ちゃんとアクションしてくれますよ。

 

冥界ワールドツアー

10.冥界ワールドツアー「カナダの精霊」_s

会場にいるのは、日本の妖怪だけではありません。最後は「冥界ワールドツアー」と称して、水木しげる先生の「あの世の事典」をもとに、ソロモン諸島、パプア・ニューギニア、アフリカなど、世界の「あの世」を散策します。

 

今回の展示について、「のんのんばあ」が詳しく解説してくれる音声ガイドもありますので、より深く妖怪について知りたい方は、ぜひ利用してみましょう。
会場の出口には、「いったんもめん」に乗ってプロのカメラマンに記念撮影してもらえるコーナーもあります。

「前から一度、いったんもめんに乗ってみたかった!」というこの方も・・・。

「前から一度、いったんもめんに乗ってみたかった!」というこの方も・・・。

二人乗りもできるそうなので、お子さんとの記念撮影にぜひどうぞ。

 

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妖怪たちと遊んだあとは、ほっとひと息。会期中は妖怪にちなんだオリジナルメニューを販売する「GeGeGeの氷怪堂」を併設。家族連れからカップルまで楽しめる7種類のメニューが用意されています!

 

「妖怪は、目には見えない。けれども、いるのだ」
水木しげる先生が愛した、妖怪たちの世界。
私たちが草木の陰、歳月を経た器などになんとなく感じるもの、その「感じ」が妖怪なのだとしたら、それを子どもたちに知ってもらいたいと、私も展示を見て思いました。

 

『GeGeGe 水木しげるの大妖界』は、アトラクションも豊富で、大人から子どもまで広く楽しめる体験型テーマパークです。ぜひ夏休みに、お友達やご家族、親しい方と一緒に「大妖界」に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
 

©水木プロダクション


 

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