12月27日(水)、自由学園明日館で「第1回豊島区アフター・ザ・シアター懇談会」が開催されます。同懇談会は、「安全安心に観劇後の余韻を楽しめる場」(アフター・ザ・シアター)の実現を目的としたもの。
■国際アート・カルチャー都市、豊島区
いま豊島区では、2019年の東アジア文化都市※の国内候補都市に決定し、さらに2020年東京オリンピック・パラリンピック文化プログラムの展開が予定されるなど、これまでにない国家的国際的なプロジェクトが訪れています。
また、8つの劇場を抱える「Hareza池袋」や、池袋西口公園を始めとする4つの特色ある公園整備など、国際アート・カルチャー都市構想の実現に向けた舞台づくりが完成しつつあります。
この動きにあわせて、池袋では同都市構想の国際戦略に位置付けた「アート・カルチャー鑑賞後のサードプレイスの実現」に向けて検討を開始しました。
■安心安全、ナイトエコノミー
これにあたっては、WHOが推奨する安全・安心のまちづくりの国際認証「セーフコミュニティ」を、都内で一番に得た強みを生かしながら、豊島区オリジナルの「安全安心に観劇後の余韻を楽しめる場」(アフター・ザ・シアター)を描くことを目的に、各委員には、それぞれの分野から意見や提言をしてもらい、広くこの取組みを発信してもらうことを趣旨としています。
年度内には2回の開催を予定。次年度は昨今注目を集めるナイトタイムエコノミーの検討も視野に入れ、多くの地域の関係者も交えた具体的な審議を想定しています。
●豊島区アフター・ザ・シアター懇談会
【第1回】日時:平成29年12月27日(水)
【第2回】日時:平成30年2月2日(金)
●懇談会委員(五十音順、敬称略)
※オブザーバー蔵持京治(観光庁 観光地域振興部 観光資源課長)
※第1回欠席委員は太下義之
●懇談会委員コメント
梅澤高明氏(A.T.カーニー 日本法人会長)
「『国際アート・カルチャー都市』を掲げる豊島区は、アニメ、コスプレ、舞台芸術など幅広い創造的活動の聖地です。さらに街全体を劇場化するという意欲的なコンセプトで、ヒューマンスケールの街づくりを進めています。『アジアを代表するクリエイティブシティ』を目指して欲しいと思います。」
伏谷博之氏(タイムアウト東京 代表取締役)
「夜間市場活性化に必須なのはその街が安全であるということ。これは地元の人にとっても訪問する日本人や外国人にとっても共通の望みです。豊島区はすでにWHOの国際認証であるセーフコミュニティを取得しており、大きな課題はひとつクリア済み。より魅力的な夜の過ごし方を検討していくことでモデルシティとなっていくことを期待します。」
前田三郎氏(株式会社キョードーファクトリー 代表取締役社長)
「豊島区国際アート・カルチャー都市構想の策定以来、豊島区では国際的なイベントがいくつも行われるなど国際都市として大きく変貌を遂げつつある。このアフター・ザ・シアターでは、地域と行政、事業者が一緒になって取り組む豊島区ならではのやり方で区の強みである安全・安心をベースにした豊島区独自の展開を図っていきたい。」