音を、きこえない観点から描く ~12月15日から18日まで、あうるすぽっとで『ノイズの海』上演~

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稽古の様子

 
12月15日(木曜日)から18日(日曜日)まで、あうるすぽっと(東池袋4-5-2ライズアリーナビル)で『ノイズの海 The Sea of Noises』が上演されます。
 
同公演は、ろう者でもあるダンスアーティスト南村千里による新作。彼女は、2012年に開催されたロンドンパラリンピックの開会式でパフォーマーとして参加するなど、20か国以上40都市以上で活躍しています。
今回の公演では、今年のリオデジャネイロオリンピックのフラッグハンドオーバーセレモニーでも話題になった、ライゾマティクスリサーチがデジタル表現を手掛けます。ダンスと、音に反応するデバイスや映像などを駆使し、「音/音楽」を南村のきこえない観点から描く試みとなります。
 
わたしたちは、日常の雑音(ノイズ)の中で自分にとって特定の意味を持つ音(自分の名前など)を無意識のうちにきき分けています。例えば「ノイズの海」から、その音だけが浮かび上がるとはどんなイメージなのか。きこえる人もきこえない人も一緒に、「音/音楽」そして「異なる感覚で感じる世界」を創りあげていきます。
 
南村さんは「きこえない人が考える音楽ときこえる人が感じている音楽は、どこが同じでどこが違うのか。ダンサーが楽器や音そのものになり、それをアートとして表現していきたい」と語っています。
 
担当者は「音/音楽を巡る新たな観点にあふれた舞台です。きこえる人も、きこえない人も一緒に楽しめるこの作品に出会ってほしい」と来場を呼び掛けています。
 
二人のきこえないパフォーマーを含む多様な出演者たちが創る、新しい世界を体感してはいかがでしょうか。


日時:12月15日(木曜日)・16日(金曜日):19時開演
   12月17日(土曜日)・18日(日曜日):14時開演
 
場所:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
   東池袋4-5-2ライズアリーナビル2階
 
主催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)、豊島区、
   アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
 
料金:一般:3,500円、学生:2,500円、高校生以下1,000円、
   豊島区民割引:3,000円、障害者割引:1,000円(介助者1名まで)
 
問合せ:あうるすぽっと 担当:室谷(むろや) 電話:03-5391-0751


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