マンガの聖地としまを歩こう! ~椎名町駅ギャラリーで「南長崎マンガランド事業」を紹介~

S展示の様子2

西武池袋線椎名町駅自由通路にある椎名町駅ギャラリー(長崎1-1-22)で「南長崎マンガランド事業」のパネル展示が開催されています。期間は平成29年11月末まで。

 

同駅名の「椎名町」は、現在の豊島区南長崎地域の旧町名。かつてこの町には、手塚治虫をはじめとする、日本を代表するマンガ家が暮らしていたトキワ荘があったことで知られています。「椎名町駅ギャラリー」は平成23年の椎名町駅舎の改修工事に伴って整備された、地域の文化や伝統工芸を紹介するスペースになっています。

「南長崎マンガランド事業」とは、トキワ荘でのマンガ家たちの活動を地域文化として継承するとともに、全国に発信し、地域活性化を図ろうとする地域の取り組みを事業化したもの。

 

S展示の様子

今回のパネル展示では、昨年12月に設置された、南長崎公園(南長崎3-37-2)の「ラーメン屋台モニュメント」、特別養護老人ホーム風かおる里(南長崎6-15-6)の「いねっ子わらっ子・マコちゃん」のモニュメントについて、それぞれの作者のプロフィールや作品を紹介。地域でのモニュメントの設置は「ジャングル大帝・レオ&ライヤ」「背番号0・ゼロくん」に続く第2弾で、今後も豊島区にゆかりのあるマンガ家の作品のモニュメント設置が予定されており、(仮称)マンガの聖地としまミュージアムの検討状況についても紹介されています。

 

(仮称)マンガの聖地としまミュージアムは平成32年春に南長崎花咲公園に開設予定のトキワ荘の復元施設。平成28年度に、ミュージアムの整備検討会議が設置され、マンガ家の里中満智子座長をはじめとする有識者、地域団体代表者等からなる委員による整備基本計画が策定されました。今年度は展示・建築設計検討会議を立ち上げ、より具体的な展示・建築について検討が行われています。

区の担当者は、「モニュメントの設置、ミュージアムの整備と、ますます盛り上がりを見せる南長崎マンガ家たちのゆかりの地散策をぜひお楽しみください。」と話しています。

ギャラリーを観賞したあと、トキワ荘のゆかりのスポットやモニュメントを訪れてマンガ文化の知識を深めてみるのはいかがですか?

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