障害も国境もこえて集結した人々による未来の社会にむけた“野外サーカス”
「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」野外サーカス風景（撮影：加藤甫）
日本財団が主催する、パフォーミングアーツを通じて、障害・性・世代・言語・国籍など、個性豊かな人たちと一緒に楽しむ芸術祭「True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭 -世界とつながるともっと面白い-」。2021年の第2弾演目として、4月25日（日）・26日（月）の2日間、池袋西口公園野外劇場グローバルリングシアターにて、NPO法人スローレーベルから生まれた日本初のソーシャルサーカスカンパニー「SLOW CIRCUS PROJECT」が、野外サーカス「T∞KY∞（トーキョー）〜虫のいい話〜」を上演いたします。
本公演は入場無料でどなたでもご観覧いただくことができますが、着席で観覧することができる座席エリアの事前予約受付を、4月8日（木）より、開始いたします。
スローレーベルは2014年より、サーカスを活用したパフォーマンスの創作に取り組んできました。参加者が心身ともに生き生きと変化していく様子に可能性を感じていた頃、「ソーシャルサーカス」と出会い、各国の団体と連携しながら日本独自のプログラムを開発。「SLOW CIRCUS PROJECT」の立ち上げに至りました。障害者とのサーカスは世界でも珍しく、特に、多様な人々と創作活動を行うために育成された、「アカンパニスト」や「アクセスコーディネーター」といった独自の存在も国内外から注目を集めています。
また、本芸術祭では、日本語音声ガイド、日本語・英語字幕の情報保障、車椅子席や手話の見やすい席を設けるなど、誰もが参加しやすい環境を目指し、多様な背景や個性のある人にとって居心地のよい会場づくりにも取り組んでいます。障害の有無、年齢、性別、国籍を超えて集まった市民パフォーマーを含む総勢44名の出演者たちでつくりあげる、日本初のソーシャルサーカスカンパニーによる大規模な野外サーカスを是非お楽しみください。
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■開催概要
True Colors CIRCUS
SLOWCIRCUSPROJECT「T∞KY∞（トーキョー）〜虫のいい話〜」
日時：2021年4月25日（日）・26日（月）18:00開演（17:00開場）
会場：池袋西口公園野外劇場グローバルリングシアター（東京都豊島区西池袋1丁目8番地26号）
https://globalring-theatre.com/
料金：入場無料 ※座席エリアは事前予約制となります
※荒天の場合は中止になる可能性がございます
上演時間：60分（途中休憩なし）
受付予約開始日：4月8日（木）10:00～
座席エリア予約： True Colors Festival 公式サイト https://truecolorsfestival.com/jp/
SLOW LABEL公式サイト https://www.slowlabel.info/
鑑賞サポート：車椅子席／通路側席あり／補助犬利用／日本語音声ガイド／日本語、英語字幕（本編以外）／日本語手話通訳／多目的トイレ／筆談ボード／会場案内スタッフ ほか
True Colors CIRCUS
主催：日本財団DIVERSITY IN THE ARTS、NPO法人スローレーベル
助成：公益財団法人三菱財団、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
後援：ケベック州政府在日事務所、豊島区（申請中）
協力：株式会社中川ケミカル、、障害者スポーツ文化センターラポール上大岡（社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団）、富士通株式会社、Ontennaプロジェクト、有限会社アド、有限会社小泉鉄工所、AXEREAL株式会社、BASEMENT
プロジェクトパートナー：Kingston Circus Arts
True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭 – 世界とつながるともっと面白い –
主催：日本財団
共催：日本財団DIVERSITY IN THE ARTS
特別協賛：東急グループ、TikTok
協賛：Facebook、Twitter Japan株式会社、ヤフー株式会社、CINRA.NET、タイムアウト東京、渋谷キューズ、パイオニア株式会社
字幕協力：株式会社NHKグローバルメディアサービス
技術協力：Google Arts & Culture
後援：渋谷区、日本障害フォーラム
広報：株式会社サニーサイドアップ、LIGHT YEARS
- 出演者情報
【海外ゲスト】エアリアルアーティスト エリン・ボール/Erin Ball
カナダ・オンタリオ州キングストンを拠点とするサーカスアーティスト/コーチ。キングストン・サーカス・アーツを主宰。主にエアリアル（空中芸）を得意とし、ハンド・バランスやパートナー・アクロバットも行う。2014年3月に両足を失い、一年間活動を休止。2017年にはエアリアル・コーチのためのインクルーシブなワークショップと指導マニュアル「フライング・フットレス（脚がなくても飛ぶ）」を開発した。シーンのパイオニアとして、毎年、肢体切断者のためのサーカスキャンプを主宰。現在も国際的に指導と、パフォーマンスを続けている。
http://www.kingstoncircusarts.com
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、出演予定は変更になる可能性がございます。
【アカンパニスト】
アカンパニストとは、創作の可能性を一緒に広げる伴奏者。お互いの充実した創作体験や、最高の作品づくりを目指し活動に取り組みます。
あやか／鈴木彩華、かのけん／鹿子澤拳、コージ／東野寛子、トッチ／高橋徹、なつみ／定行夏海、HiROKO／桧山宏子
【サーカスチーム】
KamiEri／神本恵里、かいしゅー／和田海秀、かおり／小川香織、XIO／山本栞、SHOGUN／徳川亮祐、ぱわぁ／吉中全力、めぐみ梨華 、こんどうりえ、イノッティ／猪野礼和、ケン／五十嵐謙、ヒサ／高島尚義、のん／齊藤 望、かんばらけんた 、タツミ／三宅まり、はづき／久保田葉月、ヒロキ／中村大輝、榎本トオル、DJ Yuta／井谷優太
【アンサンブル】
アンサンブルリーダー：SOCIAL WORKEEERZ（TOMOYA、YU-Ri、NAGA、HEIDI、宇山あゆみ ）
アンサンブル： 石川 大貴、井上 めぐみ、猪瀬 早紀子、芝田 勝彦、清水 瑚都、武内 美津子、千葉 昇司、深沢 尚子、本田 正、三浦 美友紀、山本 総来、山本 芙沙子、若林 紀美江、MiCHi
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SLOW CIRCUS PROJECTについて
SLOW LABELより発足した、日本初のソーシャルサーカスカンパニー。ソーシャルサーカスとは、サーカス技術の練習や習得を通じ、社会性やコミュニケーション力を育むプログラムとして、世界各地で社会的マイノリティ支援に活用されています。SLOW CIRCUS PROJECTは、2017年よりシルク・ドゥ・ソレイユのサポートを受け、世界各地でソーシャルサーカスを実践する団体と連携しながら、障害のある人とのパフォーマンス創作、ワークショップなど国内での普及・実践に取り組んでいます。https://www.slowlabel.info/
SLOW LABELについて
SLOW LABELは国内外で活躍するアーティストとともに、コミュニティがかかえる課題を発掘し、さまざまな分野の専門家や市民・企業・行政をまきこんで、マイノリティの視点から社会課題を解決にみちびく、「もの」「こと」「人」のしくみをデザインします。生産性を重視しがちな社会に「スロー」な感性をとりもどし、じぶんたちのあり方を問いつづけ、変化をおそれずに、多様性と調和のとれた社会をめざします。https://www.slowlabel.info/
- クリエイティブチーム
クリエイティブプロデュース：栗栖 良依（くりす よしえ）
SLOW CIRCUS PROJECTクリエイティブプロデューサー
「日常における非日常」をテーマに、国内外のアート・デザイン・エンタメの世界を横断するプロジェクトを多方面で展開。2010年骨肉腫による右下肢機能全廃で障害福祉の世界と出会い、翌年SLOW LABEL設立。2014年よりヨコハマ・パラトリエンナーレ総合ディレクター。2016年リオ・パラリンピック ステージアドバイザー。東京2020開会式・閉会式4式典総合プランニングチームクリエイティブディレクター。
演出：金井 ケイスケ（かない けいすけ）
サーカスアーティスト/SLOW CIRCUS PROJECT ディレクター 中学生で大道芸を始める。文化庁国内研修員として能を学んだ後、文化庁海外派遣研修員として、日本人で初めてフランス国立サーカス大（CNAC）へ留学。卒業後フィリップ・デュクフレ演出のサーカス作品でヨーロッパツアー後、フランス現代サーカスカンパニーを立ち上げ世界35カ国で公演。2009年帰国。2014年よりSLOW LABELのパフォーマンスプロジェクトに携わる。
【クリエイティブチーム】
クリエイティブプロデュース：栗栖良依
構成・演出：金井ケイスケ
文芸・音声ガイド：益山貴司（劇団子供鉅人）
振付：井手茂太
衣装・デザイン：矢内原充志
音楽：川瀬浩介
ヘアメイク：藤原一毅・石原桃子
会場装飾：おとぎ舎
演出助手：齋藤優衣
アカンパニストリーダー：後藤みき
アクセスコーディネーター：廣岡香織
アクセスコーディネーター：金田由美
手話通訳：和みの会
【SLOW LABEL プロダクションチーム】
プロダクションマネージャー：野村梢
制作：神田圭美
創作協力：おどるなつこ、新藤江里子（劇団子供鉅人）
票券：奥村優子
情報保障：塚原沙和
アシスタントマネージャー：東野寛子
広報：友川綾子、南裕子
広報アシスタント：亀田智子
アシスタントマネージャー：東野寛子
サポートスタッフ：多田恵子、斉藤洋平、野崎美樹、井出優介
STAFF：
舞台監督：浦弘毅（ステージワーク URAK）
音響：中原楽（ルフトツーク）
照明：榊美香（アイズ）
運営：森下ひろき（WR Inc.）
- 関連イベント～毎年4月第一土曜日は『ソーシャルサーカスデイ』～
■SLOW CIRCUS SCHOOL – the WORLD – tookyoo スペシャルver.
『ソーシャルサーカスデイ』にあわせ、オンラインサーカスワークショップを開催！
「T∞KY∞（トーキョー）〜虫のいい話〜」に出演するゲストパフォーマーのエリン・ボールと、SLOW CIRCUS PROJECTの個性豊かなメンバーと共に、サーカスワークショップを体験できます。日本語字幕、日英逐次通訳が入りますので、世界各地よりご参加いただくことができます。
日時：2021年4月3日（土）10:00～11:30（申込締切：4月2日（金）11:00）
ファシリテーション：金井ケイスケ、鈴木彩華
出演：エリン・ボール、栗栖良依、SLOW CIRCUS PROJECTメンバーほか
参加方法：https://truecolorsfestival.com/jp/program/slow-circus-project-tokyo/related-event/
※事前申込制、定員なし
※申込フォームより、申込が完了した方に、Zoom URLをお送りします。