2021年9月18日より、トキワ荘マンガミュージアム(南長崎3-9-22)にて、特別企画展「トキワ荘の少女マンガ」が開催されています。
9月17日に開催された記者発表およびプレス内覧会では、高野之夫豊島区長、かつてのトキワ荘の住人でマンガ家の水野英子先生が参加しました。
少年マンガは男性が、少女マンガは女性が描くもの、という印象を持っている人はけして少なくないと思います。しかし、トキワ荘のマンガ家は多くが男性。では、一体だれが少女マンガを描いていたのでしょうか?実はトキワ荘に住んでいたほぼすべてのマンガ家が少女漫画を描いていました。本展では、トキワ荘の各マンガ家による少女マンガの一部を、直筆・複製原稿や、掲載誌・単行本などでご紹介するとともに、新たに調査した作品リストを展示いたします。また、当時の少女向け雑誌ではどのような作家が活動されていたのか、その状況などもあわせてご覧いただけます。
本展を通じて、トキワ荘のマンガ家たちの新たな魅力を知っていただける企画展です。
記者会見に出席した高野区長、水野英子先生のコメントは以下の通りです。
高野区長「先生個人に焦点を当てたこれまでの企画展とは一味違う、「少女マンガ」というジャンルを切り口にした企画展「トキワ荘の少女マンガ」を9月18日から開催いたします。今回の企画展で、トキワ荘に住んでいた9人の先生方の膨大な作品を改めて調査・リスト化し、紹介できることを光栄に思います。ぜひ見に来てください。」
水野英子先生「今回、「トキワ荘の少女マンガ」という珍しいテーマで企画展を開催していただき、大変うれしく思っています。今回の企画展は大変貴重で、少女マンガの活動がこれから本格的に始まるという初期のものを見ることができます。トキワ荘マンガミュージアムでしかできない企画展だと思いますので、ぜひご覧ください。」
■展示概要
【①トキワ荘のマンガ家たちによる少女マンガ作品リスト】
トキワ荘の9人のマンガ家たちが描いた少女マンガ作品を新たに調査し、手塚治虫が入居した1953年から、山内ジョージがトキワ荘を去った1962年までの10年間に絞り、少女マンガ作品リストを制作展示します。
【②少女マンガ試行錯誤の時代】
トキワ荘にマンガ家たちが住んでいた「1953年から1962年」の少女マンガに焦点をあて、当時の雑誌を展示し、どのようなマンガ家たちが活躍し、どのように変化していったかをご紹介します。
【③トキワ荘の少女マンガ】
トキワ荘のマンガ家たちが描いた作品を、直筆・複製原稿や当時の雑誌などを用いて、少女マンガの世界感の中でご紹介します。また、少女マンガ編集者であり「少女クラブ」編集長でもあった丸山昭とマンガ家たちの絆や、「いずみあすか」「U・マイア」名義の合作マンガもご覧いただけます。
■日程 令和3年9月18日(土)~令和3年12月5日(日) ※ミュージアムHPからの予約優先制
■開館時間 10時~18時(入場は17:30迄)
■休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始
■料金 特別観覧料(グッズ付き):大人500円、小中学生100円、未就学児・障がい者手帳をご提示の方及び介助者(1名まで)無料
■主催 豊島区
■後援 公益財団法人としま未来文化財団
■協力 トキワ荘協働プロジェクト協議会/明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館
■企画制作 手塚プロダクション
■公式HP https://tokiwasomm.jp/
詳細は別添のプレスキットを参照ください。
<お問い合わせ先>
トキワ荘マンガミュージアム 電話:03-6912-7706
<過去の関連記事>
「東京よさこい」パネル展 開催中(9月29日まで) ~Echika池袋ギャラリー~
赤ちゃんから入場OK!誰もが楽しめる音楽祭 東京芸術劇場にて「サラダ音楽祭」8月12(木)~13日(金)開催!
オタク文化の過去・現在・未来をテーマに講演 「OTAKU SUMMIT 2020」 2021年6月26日(土)・27日(日) 池袋を舞台に開催