東京メトロ副都心線池袋駅構内のEchika池袋ギャラリーにおいて、「池袋モンパルナスパネル展」が開催されている。3月30日(水曜日)まで。
1930年代、豊島区西部の旧長崎町を中心に、芸術家を志す若者向けのアトリエ付き貸家が建ちならびアトリエ村と呼ばれた。彼らは切磋琢磨しながら貧しさの中で創作に打ち込み、また、夜になれば池袋の街にくり出し、自由でモダニズムに溢れた雰囲気のもと、芸術論や未来の夢を語り合うなど、様々な交流を繰り広げた。そうした光景を、詩人の小熊秀雄は、フランスのパリ南部に位置し、芸術の中心でもあったモンパルナスの名をとって「池袋モンパルナス」と称した。
毎年、かつての「池袋モンパルナス」に集まった芸術家たちの精神を受け継ぎ、その精神を次の時代を担う子どもたちにも伝えていくため、池袋西口を中心に様々なアートイベントを展開する「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」が開催されている。今年は5月19日から6月1日の開催予定で11回目を迎える。
今回のEchika池袋ギャラリーでは、この「池袋モンパルナス」について、アトリエ村の芸術家の作品とともに、昨年制作したイラストガイド「池袋モンパルナス アトリエ村の若い芸術家たち」をパネルにして展示している。子どもたちにも分かりやすく池袋モンパルナスの歴史を伝える内容で、芸術家が集う街の成り立ちやその活気ある様子がイラストでいきいきと紹介されている。
大人も子どもも分かりやすく楽しめる内容なので、展示を見て、池袋モンパルナスの熱気を感じていただきたい。
日時 | 平成28年3月1日(火曜日)から3月30日(水曜日)まで(午前6時から午後11時) |
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場所 | Echika池袋ギャラリー(東京メトロ副都心線池袋駅構内) |
主催 | 公益財団法人としま未来文化財団 |
協力 | 新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館実行委員会、豊島区、wada-jun Dsign Studio、三輪純男 |
背景・補足事項 | Echika池袋ギャラリー(管理・運営:公益財団法人メトロ文化財団) 駅におけるゆとりと潤いのある文化的空間の創造、さらには文化芸術の薫る街を目指す地元地域の発展に寄与するために開設された。 |
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この報道発表に関するお問い合わせ | 公益財団法人としま未来文化財団 電話:03-3981-4732 |
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