新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館関連企画 ~Echika池袋ギャラリー サパンヌ美術展開催中~

S展示の様子2

現在、エチカ池袋ギャラリーで、立教大学の2年生から4年生の絵画作品、16点を展示している。学生らは同大学の美術サークル「サパンヌ美術クラブ」に所属。サパンヌとはフランス語で“若いモミの木”という意味。1920年頃設立された総合芸術サークル「セントポール美術倶楽部」を前身に、1959年11月に美術部門が独立して「サパンヌ美術クラブ」となり今日に至る。

S展示の様子1

今回の展示は、5月18日から始まるアートイベント「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」に先行し企画されたもので、30日まで開催している。

池袋モンパルナスとは、1930年代、豊島区西部の旧長崎町を中心に、芸術家を志す若者向けのアトリエ付き貸家が建ちならびアトリエ村と呼ばれた。彼らは切磋琢磨しながら貧しさの中で創作に打ち込み、また、夜になれば池袋の街にくり出し、自由でモダニズムに溢れた雰囲気のもと、芸術論や未来の夢を語り合うなど、様々な交流を繰り広げた。そうした光景を、詩人の小熊秀雄は、フランスのパリ南部に位置し、芸術の中心でもあったモンパルナスの名をとって「池袋モンパルナス」と称した。

担当者は「池袋モンパルナスや大学は池袋の歴史・風土に大きな影響を与えている。現代の学生たちの作品を通して、今の時代と街を感じて欲しい。」と話している。

日時

5月30日(火曜日)まで(午前6時~午後11時)

場所

Echika池袋ギャラリー(東京メトロ副都心線池袋駅構内)

主催

公益財団法人としま未来文化財団

企画

立教大学サパンヌ美術クラブ

参考

新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館
かつて若い芸術家たちの活動の拠点であった土地の記憶を継承しようと、百貨店、大学、NPO団体、周辺のギャラリーなどさまざまな人たちが参加し開催するアートイベント。今年も5月18日(木曜日)から5月31日(水曜日)まで、多彩な催しが企画されている。

 

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