子どもたちの豊かな感性と心を育む 「区民ひろば 回遊音楽キャラバン」 ~東京音楽大学の学生によるミニ音楽隊が区民ひろばを回遊中~

S会場の様子

本日5月10日から「区民ひろば回遊音楽キャラバン」が始まった。

これは、東京音楽大学の学生たちによる「ミニ音楽隊」が来年3月まで月1回(8・9・11月を除く計8回)区内に設置されている区民ひろば8か所を回遊するもの。

区民ひろばは、地域コミュニティの拠点として各小学校区にあり、乳幼児から高齢者までどなたでも利用ができる施設。すべての方がいきいきと活動し、地域の仲間づくりができる様々な事業を展開している。回遊音楽キャラバンは、主に小さな子どもたちを対象とし、質の高い音楽に幼い頃から触れることで、豊かな心を育ててほしいという思いから生まれた事業だ。東京音楽大学の協力のもと平成24年度から始まり、今年で6年目。毎月、「管楽器」、「弦楽四重奏」、「アンサンブル」など演奏内容が異なり、各専門を学んでいる大学の選抜メンバーが区民ひろばを訪れ、見事な演奏を披露する。

本日は午前10時30分より、区民ひろば長崎(長崎2‐27‐18)にて、今年度最初の「区民ひろば回遊音楽キャラバン」が行われた。会場には子どもからお年寄りまで130名を超える方が生演奏を楽しみに訪れた。本日の演奏は、東京音楽大学学生によるオーボエとピアノのセッション。演奏は7曲、初めのモーツァルト作「オーボエ四重奏曲より第一章」では、オーボエ奏者がモーツァルトに扮して登場し、会場から大きな歓声があがった。「星に願いを」、「美女と野獣」など人気の曲が流れると、子どもたちも一緒にリズムに合わせ、体をゆらして演奏を楽しんでいた。

演奏会に参加した親子は、「普段なかなか聴くことが出来ない音楽を子どもと一緒に気軽に聴けて、私自身がとても楽しめました。昨年から何度か参加していて、これからも楽しみにしています」、「ポップスからクラシックまで色々な曲が聴けてよかったです」など笑顔で感想を語っていた。

演奏をした東京音楽大学の学生は「普段、お客様、特に小さなお子さんを前に演奏する機会が少ないので、とても幸せな時間でした」、「楽器の紹介やクラシックの曲もしっかり聴いてくれ、子ども達の反応が良くて嬉しかったです。これからも、身近なところで音楽に触れてほしい」と演奏を終えた感想を語った。

区の担当者は「今年度も参加者の多くのリクエストにお応えし、区民ひろば回遊音楽キャラバンがスタートしました。今年度は、年間を通し、各区民ひろば8か所を回遊します。普段なかなか耳にすることのできない弦楽器の四重奏(7月5日(水)区民ひろば仰高)や、美しい歌声によるコンサート(12月6日(水)区民ひろば西巣鴨第二)も計画しております。是非、区民ひろばにご来場いただき、良質な音楽の世界をご堪能ください。」と、今後のキャラバンへの参加を呼び掛けている。

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