2018年1月30日、池袋公園(豊島区池袋4-22-9)にアートトイレ第1号が完成しました。
■「としまパブリックトイレプロジェクト」
豊島区は2020 年に向けて、従来の「公園・公衆便所」のイメージを刷新し、女性や子どもの目線でトイレ改修を行う「としまパブリックトイレプロジェクト」に取り組んでいます。区内には133か所の公園・公衆トイレがあり、このうち改修が必要な85 か所のトイレを平成29年度から3年計画で全面改修するのがプロジェクト最大の取り組みです。
■地域の方々のお話を基にデザイン
アートトイレ第1号となる今回の製作では、公園が毎年小学生中心に地域の方々が
集まりお祭りが行われる交流の場となっていることや、公園内の花壇の手入れをしている住民の方々からのお話を参考に、壁画アーティストであるオノルイーゼさんが「絵の中に入って遊べる壁画」をコンセプトにデザインしています。
また、日ごろ近隣保育園の園児が公園を利用することから、子どもや女性にも安心して利用できるような明るいデザインを、という想いがこもっています。
■若手アーティストによる制作も続々
このほか、今年度改修する15か所のうち、11か所についても地域で活動する若手アーティストとともにデザイン制作が進められています。
今回のようにアーティストが公園の利用者からの話や、地域で行われる行事などをデザイン案に反映させたり、公園を利用する保育園の園児とワークショップを行い一緒になってデザインを考えていくなど、さまざまなアプローチでトイレアートが展開される予定です。
■トイレマップを区有施設等で配布
なお、プロジェクトの一環として、「としまパブリックトイレマップ」を作成し、区有施設等で配布しています。マップには区内190 カ所の公共施設や公園・公衆トイレに加え、トイレが利用できる区内のコンビニ店舗145 店舗が記載されています。コンビニエンスストア3 社(ファミリーマート・セブンイレブン・ローソン)からマップへの店舗掲載の許可を得て協定を締結するなどして実現しました。
■シンボルマークも制作
また、プロジェクト実施にあたりシンボルマークも制作されました。「としまパブリックトイレプロジェクト」のプロジェクト名の頭文字「TPTP(ティピティピ)」をモチーフに、「トイレ」のイメージと直結するような上から見た洋式便座を表現しています。ロゴマークには、少しでもトイレに愛着を持ち、利用者が自然と清潔に利用したくなるようになればという想いがこめられています。
豊島区公式ホームページ:
https://www.city.toshima.lg.jp/004/kuse/shisaku/1709151612.html