「日曜日に公園で一人コンビニおにぎりを食べている中学生がいる」と地域の方の一言がきっかけとなり、豊島区立中高生センターのジャンプ東池袋(東池袋2-38-10)で「若者食堂」が始まった。
「若者食堂」は毎週日曜日に開催。NPO法人PIECESや地域ボランティアが作ったあたたかいごはんが食べられると好評である。今年の夏休みからは、NPO法人PIECESのクラウドファンディングによる資金調達と、地域住民の食材提供により、無料化が実現。今回、冬休み期間の12月21日(金曜日)から1月7日(月曜日)まで毎日「冬休み若者食堂」開催をする。(12月29日から1月3日を除く)
中高生センタージャンプは、区内に2施設(東池袋・長崎)あり、中高生のための居場所として、区が設立・運営。クッキングや音楽のスタジオ、学習室などもあり、中高生が自由に過ごせる区独自の児童館。
担当するスタッフは『複雑な家庭に育ち、「大盛りでお願いね」「おかわり」などの言葉を、生れて初めて言ったという18歳男子、「いつも自分で作っているやきそばより美味しい」とおかわりをする高校生、「今日は夜10時までお母さん仕事なんだ」と話すひとり親家庭の中学生。若者食堂でのご飯を食べながらの会話はどれも、普段の生活では気が付かなかったことばかり』と話している。
この食堂の開催により、子どもとの大人の接点が生まれ、当初反発的だった子どもや挨拶をしても無視していた子どもとも徐々にコミュニケーションができるようになるなど、中高生にとって欠かせないものとなっている。
冬休み若者食堂 開催概要
◆実施日 | 平成30年12月21日(金)~28日(金) 平成31年1月4日(金)~7日(月) |
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◆時 間 | 主に12:00~14:00(食数に限りがあります) |
◆場 所 | 豊島区立中高生センター「ジャンプ東池袋」(東池袋2-38-10) |
◆内 容 | ジャンプ東池袋の利用者で希望する方に日替わり料理を無料で提供。 |