【西武池袋本店】没後20年 伝説の画家 ベルナール・ビュッフェ 展

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■会期:2019年10月2日(水)~8日(火)■会場:西武池袋本店 6階 西武アート・フォーラム ※最終日は、当会場のみ午後4時にて閉場いたします。

 

今年は、フランスを代表する世界的な画家、ベルナール・ビュッフェの没後20年の節目の年となります。このたび、ビュッフェの専属画廊であるパリ・ガルニエ画廊の協力を得て、日本初公開の油彩をはじめ、グワッシュ、リトグラフ、銅版画などを一堂にご紹介します。1947年に画壇に彗星のごとくデビューしたビュッフェは、常に独自の世界を展開し、鋭い描写によって人物や風景を克明に描きました。その作品の数々は、現在も人々の心に強く訴えかけ魅了し、二十世紀の美術史の中で伝説の画家として高く評価されています。鋭いフォルムと描線で人間を凝視し続けた画家、ベルナール・ビュッフェの世界観を感じていただける展覧会です。
※出品作品は都合により変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

 

  • [ベルナール・ビュッフェ(1928~1999) profile]

1928年 パリに生まれる
1943年 エポール・デ・ボザール入学、ナルボンヌに師事
1948年 19歳でクリティック賞受賞、銅版画(ドライポイント)の制作を始める
1949年 世界各国の画廊・美術館で毎年個展開催
1951年 代表作《キリストの受難》三部作を制作、リトグラフの制作を始める
1959年 神奈川県立近代美術館で日本初のビュッフエ展「デッサンと版画」開催
1963年 東京国立近代美術館・京都国立美術館でビュッフエ展開催
1971年 レジオン・ドヌール勲章のシャバリエの称号を受ける
1973年 静岡県三島にベルナール・ビュッフェ美術館開館
1974年 ヴァティカン法王庁美術館に《ピエタ》《受胎告知》など大作6点を収蔵
1975年 フランス・アカデミー会員に推挙
1980年 初来日(以後’83、’95、’96)
1991年 ロシアのプーシキン、エルミタージュの両美術館で回顧展開催
1993年 レジオン・ドヌール勲章のオフィシエの称号を受ける
1999年 南仏ラ・ボームの自宅で没

 

  • 「きんせんか/Soucis」

・サイズ:25号M、・油彩、・1981年
生前、「私は絵を描くことしか知らない。」「絵の中に自分が埋没してもよい。」と語っていたビュッフエ。 絵を描くことに自分の人生のすべてを捧げていました。1996年の日本最後の訪問となった際にも、「素直な愛情をもって、絵と対話してほしい。絵画は、それについて話すものではなく、ただ感じとるものである。一つの絵画を判断するには、百分の一秒あれば足りるのです。」と話しています。

  • 「片手鍋のある静物/Nature morte」

 

・サイズ:15号P、・グワッシュ、・1960年
「線の画家」とも呼ばれるビュッフェ。その鋭いフォルムや描線が、描かれる作品の印象を決定づけています。この作品も鋭く太い針金のような黒の輪郭線に、テーブルの上の鍋の濃い青や赤、そして背景の黄色などのコントラストが鮮明で、見応えのある内容となっています。

  • 「サンレクール寺院/アルバムパリ」

・サイズ:55×73cm、・リトグラフ、・1962年
ビュッフェ芸術において、絵画とともに版画の占める位置も重要です。ビュッフェはパントル・グラヴュール「画家にして版画家」であり、リトグラフ(石版画)とドライポイント(銅版画)を手がけていました。 掲載のものは初期の代表作であり、初の連作のシリーズとなるアルバムパリシリーズの作品です。淡い色彩に鋭く太い黒の描線が印象的です。
西武池袋本店
住所:〒171-8569 東京都豊島区南池1-28-1
電話番号:03-3981-0111(大代表)
営業時間:10:00~21:00 *日・祝休日は~21:00(不定休)
ホームぺージ:https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/  

 


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