ここは・・・本当にサンシャイン水族館?
ピンク色の照明と、会場に流れるムーディーな雰囲気のBGM。すっかり装いを新たにした夜のサンシャイン水族館で開催されているのは、「もっと♡性いっぱい展」。
昨年同館で実施され話題になった生き物の性に関する特別展示「性いっぱい展」をパワーアップし、2020年9月12日(土)~11月5日(木)の期間に夜間特別営業(18:00~22:00)として開催されます。
公開前日にプレス向けの先行内覧会が開催されましたので、今回はその様子をレポートします!
生き物たちの「性」と「愛」の世界へようこそ!
えーと・・・18禁ですか?
いいえ、違います。「もっと♡性いっぱい展」はあまり知られていない生き物の「性」にフォーカスし、時に真面目にわかりやすく紹介しようというもの。”性”解説パネルや「ツンツンの壁」といった魅力的で風変わりなコンテンツを通じ、さまざまな角度から生き物たちの「性」に関する生態に切り込みます。
ですが、妖艶なピンク色に染め上げられた水族館は、不思議な高揚感を感じさせてくれます。そう、まるで袋とじを破って隠されたものを覗き見る時のようなドキドキ感・・・。学術的な興味とはまた別に、そんな雰囲気もバッチリ楽しめるのが「もっと♡性いっぱい展」なのです!
【観賞時間や、鑑賞する上での注意事項は?】
展示は館内一階から二階へ、そして屋外展示へと続いていきます。鑑賞時間はひと通り見るだけなら1時間程度。写真を撮るなどしてじっくり回りたい場合は、1時間半~2時間程度を見込んでおくとよいでしょう。体感系の展示は混雑も予想されるので、展示順にこだわらず、見たいものから鑑賞していくのがおススメです!
視覚、触覚・・・五感で「性」を体感してみよう!
本展のみどころのひとつが”性”解説パネルで、これは通常営業時の生き物に関する解説キャプションとは別に、その生き物の「性」に関する解説が書かれたもの。蛍光色で描かれたかわいいイラストとともに、交尾や性愛行動についてガッツリと学ぶことができます。
まさに、生物たちの性行動は十人十色。その中には「え、マジで?」と驚くようなアブノーマルなものも。一例を挙げると、アメフラシ科のタツミナガイは頭にオス、背中にメスの生殖器を持つという雌雄同体(しゆうどうたい)の珍しい生き物。なので、前後にずらっと連なって複数のタツミナガイが一斉に交尾をすることがあるそうです。うーん、パコパコ列車。
しかし、これはまだまだほんの序の口。ぜひ、解説パネルを見て深遠な「性」の世界に足を踏み入れてみてください!
会場に突如出現した、怪しげなパネル。こちらは生き物の生殖器の解説のほか、硬さを体感できるという「ツンツンの壁」です。入場時に配られる「愛のトキメキ♡プロップス」を使って、さまざまな感触を楽しみながら学ぶことができるというもの。
「これは取材なのだから」と自分に言い聞かせて、体験してみることにしました。ツンツンツン・・・ほおぉ。
女性器のほうも体験してみます。ツンツンツン・・・ふむふむ、なるほど。
最後に体験したのは、ホルスタインの乳首の硬さです。
「一体俺は何をやっているのか」と我に返ってはいけません。あくまで感触に集中することが大切です。ツンツンツン・・・なるほど。わかりました。これ以上の感想を僕の口から述べるのはやめておきます。
「性」の世界を体感できる、多種多様なコンテンツ
この他、生き物が自らの存在や性をアピールする匂いを嗅ぐことができる「クンクンの壁」や来場者全員に配られる「性いっぱい袋とじ」など、魅力的なコンテンツが盛りだくさん。
さらに注目すべきは、水族館の飼育スタッフが全力で生き物たちの「性」について解説してくれる「性いっぱいトーク」で、これは「性」にまつわる驚きのトリビアについて、クイズなども交えながら楽しく紹介する大人気企画。プレス内覧会でその「ダイジェスト版」を実演していただきましたが、「え、芸人さんですか?」と思うほどの流暢なトークにすっかり引き込まれてしまいました。詳しい開催日程などはぜひ公式サイトでチェックしてみてください!
普段なかなか知る機会のない、生き物たちの「性」の魅力がたっぷりと詰まった「もっと♡性いっぱい展」。ひとりでも十分楽しめますが、体感型コンテンツが多いのでやはり二人か多人数で行くとより堪能できそうです。
ワイワイ騒ぎながら相手の様子をそっと観察してみると、思いもよらなかった一面が見られるかも?!
「オトナの空間」へと生まれかわった夜のサンシャイン水族館に、ぜひ足を運んでみてくださいね。
展示概要
水族館名 |
夜のサンシャイン水族館 もっと♡性いっぱい展
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営業時間 | 18:30~22:00(最終入場21:00) |
料金 | 一般(大人)2400円、こども(小・中学生)1200円 、幼児(4才以上)700円、(年パス会員は大人1200円、こども(小・中学生)600円、幼児(4才以上)350円 |
会場 | サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上 |
特設サイト | https://sunshinecity.jp/file/aquarium/sexy/ |