「熊谷守一のアトリエにあったもの展」 10月27日から、自由学園明日館講堂で開催

本展チラシ・ポスター画像(題字:熊谷榧氏)

 

令和2(2020)年は、豊島区ゆかりの画家・熊谷守一が誕生して140年にあたります。この記念の年にあわせ、熊谷守一の魅力を立体的に紹介する「熊谷守一のアトリエにあったもの展」を開催します。

 

熊谷守一は1880年、岐阜県恵那郡付知村(現・中津川市付知町)に生まれました。17歳で上京、20歳で東京美術学校西洋画選科(現・東京芸術大学)に入学。戦前の二科会に長く所属しました。
1932年に豊島区長崎町(現・千早)に家族で移り住み、1977年に97歳で亡くなるまで45年間をこの地で過ごしました。
 
そのアトリエに残された遺品資料の一部は1984年、熊谷守一次女である熊谷榧氏から豊島区に寄贈されました。
翌年、アトリエと庭のあった場所に熊谷榧氏が私設で熊谷守一美術館を開館し、2007年に区立美術館となりました。熊谷守一の作品に常時出会える美術館として親しまれています。

 

本展チラシ・ポスター画像(題字:熊谷榧氏)

本展チラシ・ポスター画像(題字:熊谷榧氏)

 

本展では、豊島区に寄贈された資料を中心に、絵や書、工作の道具をはじめ、手作りの椅子、机など守一の身近にあったものを一挙公開します。
 
あわせて、晩年の熊谷守一を撮影した藤森武氏の写真の数々、婦人之友社所蔵の守一作品も2点展示。熊谷守一の飾らない素顔に触れる、またとない機会となります。国指定重要文化財である自由学園明日館講堂のたたずまいを生かした展示も見どころです。

 

 

◆「熊谷守一のアトリエにあったもの展 ~熊谷守一生誕140年記念~」

【会期】  令和2年10月27日(火)から11月1日(日)まで

      午前10時から午後5時(入館は閉館の30分前まで)

【会場】  自由学園明日館 講堂(豊島区西池袋2-31-3、電話03-3971-7535)

【入場料】 無料(自由学園明日館の見学は有料です)

【本展ホームページ】 https://www.toshima-mirai.or.jp/tabid216.html?pdid1=2347

 

 

主 催:公益財団法人としま未来文化財団

共 催:豊島区

協 力:豊島区立熊谷守一美術館、自由学園明日館
    有限会社アート柳ケ瀬 柳ケ瀬画廊

監 修:熊谷榧氏(画家、豊島区立熊谷守一美術館館長、熊谷守一次女)

 

<問い合わせ先>

としま未来文化財団 03-3981-4732
 
 

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