トキワ荘から紫雲荘へ!マンガ家のたまごの成長をパネルで紹介 ~椎名町駅ギャラリーにて「紫雲荘・活用プロジェクト展」を開催中~

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現在、西武池袋線椎名町駅自由通路の椎名町駅ギャラリーにて、「紫雲荘・活用プロジェクト展~めざせ!赤塚不二夫 マンガ家のたまごを応援します~」の展示が行われています。12月1日には、プロジェクト二期生の梶川岳(かじかわ がく)さん、姫野裕忠(ひめの ゆうま)さんが同ギャラリーを訪れました。
 
豊島区南長崎に現存する「紫雲荘」は、かつてトキワ荘だけでは手狭になった赤塚不二夫が、仕事場兼住居として1室を借りていたことで知られるアパート。地域と区では、この紫雲荘を活用し、マンガ家を目指す若者を街ぐるみで応援する「紫雲荘・活用プロジェクト」を平成23年より展開してきました。現在入居して創作活動に取り組んでいる二期生2名が、来年3月に卒業することから、これまでの成果を発表する展示が企画されました。
 
パネルでは、梶川さん・姫野さんのプロフィールを、写真やイラストを交えて紹介し、2人のマンガ原稿の複製を4枚ずつ計8枚、パネルで展示しています。他にも商店街のフラッグやまちの情報誌など地域・区の事業に協力して作られた様々な作品を紹介しているほか、今年10月に発売されたばかりの梶川さんの初の単行本『真亜ちゃんは今日も家にいたい』(ゼノンコミックス・徳間書店)も飾られ、作家の成長を感じ取ることができます。
 
ギャラリーに訪れた姫野さんは、「紫雲荘は、梶川さんとマンガの意見交換をしたり、アイディアを話し合ったりできる良い環境でした。今後も人間ドラマを描いていきたいと思います」と3年間の執筆活動を振り返りました。梶川さんは、「今後の目標は作品のアニメ化や映画化です。これからも作品を描き続け、多くの人に読んでもらいたいです」と抱負を語ってくれました。
 
この機会に、かつてのトキワ荘のように切磋琢磨し活動してきた二期生2名の歩みを是非ご覧ください。なお、2人の卒業後もプロジェクトは継続し、12月からは三期生の募集がスタートする予定です。


日時:平成28年11月28日より平成29年3月末まで(予定)
 
場所:西武池袋線椎名町駅南北自由通路 椎名町駅ギャラリー
 
主催:豊島区
 
■椎名町駅ギャラリー・・・平成23年の椎名町駅舎の改修工事に伴い、地域の文化や伝統工芸を紹介するスペースとして整備されたギャラリースペース。これまでトキワ荘に入居したマンガ家など、豊島区ゆかりのマンガ家を紹介しています。
 
■「紫雲荘・活用プロジェクト」・・・マンガ家を目指す若者に、紫雲荘の空き部屋を家賃補助のもと貸出し、マンガに集中できる場を提供するプロジェクト。現在までに一期生2名(平成23年度~平成25年度)、二期生2名(平成26年度~28年度)を受け入れています。
 
問合せ:文化観光課 電話:03-3981-1316

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