きこえない音を、身体でみせる ただ一つのパフォーマンス

S稽古の様子2©池上直哉

~12月7日から9日まであうるすぽっとで『光の音:影の音』上演~

12月7日(金曜日)から9日(日曜日)まで、あうるすぽっと(東池袋4-5-2ライズアリーナビル2階)で『光の音:影の音―耳だけで聞くものなのか―』が上演される。
同公演は、ろう者でもあるダンスアーティスト南村千里による最新作。南村さんは、2012年に開催されたロンドンパラリンピックの開会式でパフォーマーとして参加するなど、20か国以上40都市以上で活躍している。あうるすぽっとでは、きこえないパフォーマーを含む多様な出演者たちがデジタル映像と共に音と音楽を表現した「ノイズの海」(2016年)に続き、2回目の公演だ。
今回の作品では、「視覚的に音を表現する可能性」を追求する南村氏と、ダンサーとして個性的に活動する3人のアーティストがワークショップを積み重ね、光や影などの「きこえない音」の表現に挑戦する。パフォーマーの表現に、手話や字幕なども演出のアイテムとして取り入れ、きこえる人ときこえない人の感じ方の違いや、耳からきくだけではない「音」を体感する舞台となる。
担当者は「きこえない南村千里さんにとっての音や声の捉え方は、いつも当然だと感じていた物事に新たな視点を突きつけられます。そんな感覚をきこえる/きこえないに関わらず劇場で共有しませんか」と来場を呼び掛けている。

 

日時 12月7日(金曜日) 19時開演、12月8日(土曜日)、9日(日曜日) 15時開演
場所 あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
東池袋4-5-2ライズアリーナビル2階
主催 あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)、豊島区、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
料金 一般3,500円、学生2,500円、高校生以下1,000円、豊島区民割引3,000円、障害者割引2,000円(介助者1名まで)
URL https://www.owlspot.jp/events/performance/post_67.html
南村千里さんのコメント 「きこえる世界の音」を「きこえない世界の音」に変換してみる。
それは、「きこえない音」。耳で「きく」のではなく、目で「きく」音。
パフォーマーたちの身体表現と、デジタルアート、照明、音響が融合した音の世界を見る。そこで貴方は何を見ることが出来るだろうか。
この世でも稀な音の世界である。
この世界で、貴方たちの来訪をお待ちしています。
問合せ あうるすぽっと 担当室谷(むろや) 電話03-5391-0751

 

S稽古の様子1©池上直哉

S稽古の様子1©池上直哉

S稽古の様子2©池上直哉

S稽古の様子2©池上直哉

 


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