【取材レポート】常設店「ちいかわレストラン」が池袋PARCOに誕生！大人もオーダー可能なお子様ランチなどが楽しめる

 

イラストレーター・ナガノさんによる人気漫画作品『ちいかわ』のコラボメニューが楽しめる常設店「ちいかわレストラン」が2023年11月16日、池袋PARCO 本館7F THE GUEST cafe&dinerにグランドオープンしました。

オープン前日に開催されたメディア向け内覧会に参加しましたので、店内の雰囲気やグランドメニュー、併設されたグッズショップなどについてご紹介します。

 

※「ちいかわレストラン」は事前予約制です。
※本記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。

 

 

壁も窓も小物まで！カワイイづくしの「ちいかわレストラン」

 

「ちいかわレストラン」は、『ちいかわ』の幅広い層のファンに楽しんでもらう“ファミリーレストラン”をコンセプトに、描き下ろしイラストをふんだんに使用した店内装飾やオリジナルメニュー展開する飲食店。

PARCOが『ちいかわ』とのコラボカフェをオープンするのは、「ちいかわカフェ」「ちいかわ飯店」に続き今回が3度目となります。PARCO担当者によると、2023年から始まったアニメ放映でますます人気が上昇したこともあり、期間限定の出店では予約が取れない方が大勢いるという状況を鑑み、今回は満を持して常設店という形をとったとのことでした。

 

店舗外観

 

池袋PARCO7階に足を運べば、愛らしいホールスタッフ姿のちいかわとハチワレ、二代目料理長のうさぎのフォトスポットがお客様をお出迎え。店舗に目を向けると、外壁やちいかわたちの衣装、入り口に置かれたマットなど赤が散りばめられており、どうやら赤が同店のイメージカラーになっているようでした。

店内は赤いシートのボックス席を中心とした、木目調の床とクリーム色の壁紙で温かみのある空間です。そして窓も壁も360度、描き下ろしイラストをもとにしたデコレーションだらけ！

 

 

キリッとした表情でコップを運ぼうとするも勢いよく割ってしまうしまうちいかわ、見事な包丁さばきを見せるうさぎ、「横になって休みたいんだよォーッ」と叫ぶマイペースなモモンガ、ニコニコと見つめる先は料理か、はたまた……な”あのこ”。原作の雰囲気はそのまま、カワイイだけではないけどやっぱり最高にカワイイ、ファンにはたまらない幸せ空間が広がっていました。

 

 

壁面に設置されたスクリーンやモニターでは、コマーシャル風の描き下ろしイラストや提供されるメニューのスライド、メニューに関係する原作のエピソードなどが流れています。なお、映像の中でときどきハチワレが喋るのですが、セリフは同店のために撮り下ろしたものとのこと。ここでしか聞けない貴重な音声なので、訪れた際は傾聴推奨です。

 

 

各テーブルに設置された呼び出しボタンはくりまんじゅうデザイン。おしぼりや紙ナフキンもオリジナルロゴがあしらわれるなど、細かなところまでこだわりを感じます。

来店者特典として１人１枚ランダムで配布されるペーパーランチョンマット（A3サイズ/全3種類）は間違い探しになっていて、意外と難易度が高いので料理を待つ間の時間つぶしにもってこいでした。

 

グランドメニューは全8種類。「ちいかわのお子様ランチ」は大人が食べても満足度◎

 

同店ではグランドメニュー全8種を提供するほか、期間限定メニューを展開するフェアを実施しています。

※オープニングを飾る初回フェアでは、2021年に開催された第1弾コラボレーションカフェ「ちいかわカフェ」の人気メニューが一部復刻しています。（～2024年2月13日まで）

ここではグランドメニューについて紹介します。まず、内覧会で試食させていただいた「ちいかわのお子様ランチ」「二代目料理長の気まぐれデザートプレート」から。以下、すべて税込表記です。

 

 

「ちいかわのお子様ランチ」（1,870円）は、大人でもオーダー可能なお子様ランチ。ちいかわの顔がついたチキンライスにハンバーグ、ナポリタン、エビフライ、星型コロッケに、オリジナルパッケージのりんご味ゼリー、さらにオレンジジュースまで付いてくる盛りだくさんなメニューです。おまけで昔懐かしい吹き戻し笛のおもちゃ（全3種類）がランダムで1個もらえます。

 

 

配膳されるスプーンとフォークは子どもサイズで大人にはやや使いづらいかと思いますが、通常のカトラリーも用意されるため好みで使い分けられました。

食べてみると、懐かしさを感じる濃いめのチキンライス＆ナポリタンと、ソース無しの素朴なエビフライ＆星型コロッケで味のバランスがちょうどよかったです。どれもおいしいですが、なかでも星形コロッケは外がサクサク、中はホクッとしていて、ほのかな甘みのある味付けが気に入りました。見た目の印象よりもお腹にたまるボリューム感で、なかなか満足度も高かったです。

 

 

「二代目料理長の気まぐれデザートプレート」（1,760円）は、3種のデザートを盛り合わせたデザートプレート。「むちゃうまプリン」のみ共通で、他2種は二代目料理長のうさぎが下記メニューから気まぐれでチョイスする、という設定の“出されてからのお楽しみ”メニューです。

 

＜選ばれる可能性のあるデザート＞
・色のついたやつとアラザンをかけたバニラアイス
・なんか固い実のキャラメルカスタードタルト
・なんか実をジャムにしてかけたホットケーキ
・焼きマシュマロスモア

 

プレートにステンシルで書かれるセリフ（筆者の場合は「ヤハ」）も人によって異なるらしく、行動が読めないうさぎのキャラクター性を押さえた趣向がファン心をくすぐります。

「むちゃうまプリン」や、注文するともらえるおしながきには、ちょっぴりいびつなうさぎの顔が描かれています。これは原作でうさぎが自分の武器に描いていたマークをイメージしたものでしょう。うさぎが頑張って作ってくれたという雰囲気がでていて、自然と笑みがこぼれます。

 

 

この日プレートでいただけたのは「むちゃうまプリン」「なんか実をジャムにしてかけたホットケーキ」「焼きマシュマロスモア」の3種類で、 とくにおいしいと感じたのはホットケーキ。小さいながら柔らかすぎず食べ応えのある生地はバターが香り、甘酸っぱいベリー系のソースが口の中をさっぱりさせてくれました。

筆者は小食でも大食いでもない成人女性ですが、「ちいかわのお子様ランチ」と「二代目料理長の気まぐれデザートプレート」でちょうどよくお腹が満たされました。注文の際の参考になれば幸いです。

 

 

その他、グランドメニューのうちご飯系メニューとしては、これまでもコラボカフェで登場した「郎」のラーメンをスーパーアルバイターのシーサー1日店主ver.にアレンジした「郎（シーサー1日店主ver.）」（1,760円）と、「大丈夫…大丈夫…」と呟きながら料理にされそうになっているハチワレを思わず助けたくなる「ハチワレの目玉焼きハンバーグセット」（1,760円）があります。

 

 

デザート系メニューには、労働の草むしりをモチーフにした「がんばれ!!ちいかわ 草むしりティラミス」（1,540円）と「モモンガのチョコバナナパフェ 〜あまいものが食べたいんだよォーッ〜」（1,540円 ※12月26日より提供スタート）があります。

とくに注目してほしいのがティラミスで、聞くとことによると、なんとピンセットでティラミスに刺さっている草（ハーブ）を抜いて実際に草むしりをしている気分になれるのだとか。食べ終わると容器の底にQRコードが現れる仕掛けで、おまけで“報酬袋”カードがもらえるとのこと。いろいろな意味で楽しめそうな一品です。

 

 

ドリンクメニューは「ラッコのホッとウインナーコーヒー」（1,210円）と「くりまんじゅうのデカンタサングリア（ノンアル）」（1,100円）の2種類。1ドリンクご注文でカフェオリジナルクリアコースター（全10種）がランダム1枚でプレゼントされます。

 

 

以上8種類のグランドメニュー以外に、レジではテイクアウト専用の「くりまんじゅうの休肝日ドリンク スーベニアカップ付き」（1,600円）が販売中。ちいかわ飯店@お台場冒険王で販売したもので、甘さ控えめのジンジャエールです。お帰りの際はぜひ忘れずにゲットしてください。

 

 

レストランで使われている食器が自宅でも！併設のグッズショップも見逃せない

 

併設されたグッズショップでは「ちいかわレストラン」オリジナルグッズを中心に関連グッズを取り揃えています。レストランで提供される料理に使用されるお皿やカトラリーの一部も販売されているのがうれしいところ。

 

オリジナルグッズの一部

「ホール担当なマスコット」（各1,540円）

 

オリジナルグッズは一部を除き、公式オンラインストア「ちいかわマーケット」でも購入可能ですが、実物は画像で見るよりも何倍も魅力的。機会があればぜひグッズショップに足を運んでみていただきたいです。

※グッズショップは誰でも利用できますが、オープン後しばらくは混在が予想されるため、入店整理券での入場規制が行われる場合があります。詳しくは店舗公式サイトやX公式アカウントでご確認ください。

 

ちいかわづくしの店内で、『ちいかわ』の世界観が詰め込まれたかわいいメニューに舌鼓を打つ、最高に癒やされる時間を過ごすことができるファン待望の常設店「ちいかわレストラン」。これからどのような展開で私たちを楽しませてくれるのか、今後も注目していきます。

 

■「ちいかわレストラン」概要

 

 

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