アミューズメント施設「GiGO総本店」が2023年9月20日、池袋のサンシャイン60通りにオープンしました。
池袋の名所として約28年の間、広く人々に愛され人気を誇った「池袋GiGO」が施設の契約期間満了のため閉店し、ちょうど丸2年。GiGO発祥の地でもある池袋に旗艦店として復活した形です。クレーンゲームや音楽ゲーム、プリントシール機など設置台数は合計500台越え!
地域最大級の品ぞろえを誇る同店を内覧する機会をいただきましたので、店舗の様子をレポートします。(2023年9月18日時点)
■住所:東京都豊島区東池袋一丁目13-6 ロクマルゲート IKEBUKURO B1階~3階
■営業時間:10:00~23:00
■定休日:なし
■営業面積:合計947坪(B1階:213坪、1階:194坪、2階:270坪、3階:270坪)
※エレベーター、エスカレーターあり
■店舗URL:https://tempo.gendagigo.jp/am/Sohonten/
■店舗Twitter(X):https://twitter.com/GiGO_Sohonten。
池袋駅東口徒歩2分にオープンしたGiGO総本店
店舗の場所は、JR池袋駅東口35番出口から徒歩2分ほど。今年竣工したばかりの商業ビル「ロクマルゲートIKEBUKURO」の地下1階~地上3階、合計4フロアにまたがっています。
エントランスには縦約6m×横約9mの巨大ビジョンを含む、6面のデジタルサイネージを設置。株式会社GENDA GiGO Entertainment執行役員 商品企画本部本部長の杉原壮平さんにお話を伺うと、
「デジタルサイネージでは、サンシャイン60通りを歩く方々へ向けてプロモーションやキャンペーンを流すだけでなく、それ自体がエンタメコンテンツになるようなさまざまな演出を検討中です。アミューズメント施設に興味のない方にも、ここに来ると楽しいものに出会えるぞ、と思っていただけるような店舗にしたいと思っていますので、ぜひ注目していただければ」
とコメントをいただきました。
店内に設置されたゲームの台数は計507台(カプセルトイ自販機を除く)。国内外で250以上の店舗を構えるGiGOグループの総本店にふさわしい圧巻のボリュームです。
機種構成は以下の通り。
・クレーンゲーム/269台
・音楽ゲーム/72台
・体感ゲーム/46台
・プリントシール機/18台
・ビデオ大型カードゲーム/72台
・キッズカードゲームその他/30台
設置台数/合計 507台
※カプセルトイ自販機155面(GORON!)
※電子マネーQRコード決済対応のほか、GiGOグループの公式アプリ「GiGOアプリ」のすべてのサービスに対応
「GiGOアプリ」を使うと、新規ダウンロードで500円チケットがもらえるだけでなく、プレイした履歴に応じてお得なサービスを受けられるのでぜひ利用してみてください。。
「機種構成としては、旗艦店ということで大人から子供まで誰でも楽しめるように、ジャンルを偏らせず王道の品ぞろえを目指しました。池袋界隈で稼働している機種で本店にないものはおそらくありませんので、ここへ来れば話題のゲームは一通りプレイできると思いますよ」(杉原さん)
1階はクレーンゲームの専門フロア
フロアごとに詳しく紹介していきます。まず1階はクレーンゲーム専門フロアです。
入り口からフロアの最奥まで約38mあるそうですが、端から端まで整然と並べられたクレーンゲームの数に圧倒されました。1階だけでは収まらず、2階の半分も使って269台……! 全体像は到底カメラに収まりません。
都心のゲームセンターにありがちな圧迫感がなく、とても明るくて開放的な店内です。
「ゲームが好きな方はもちろん、ゲームにあまり縁がなかった方にもフラッと気軽に入っていただけるように、閉店したGiGO池袋と比べて内装を明るく、ゆったりしたレイアウトになるよう意識しました。ハンディキャップをおもちの方を含めて誰でも遊びやすい形になっているかと思います」(杉原さん)
「ちいかわ」や「おぱんちゅうさぎ」などの人気キャラクターを扱ったプライズはもちろん、アニメ・ゲームのフィギュアやぬいぐるみ、食品、お菓子など景品のバリエーションも豊かなので、回遊するだけでもワクワクすること間違いなしです。
杉原さんによれば、1階フロアに設置されたクレーンゲームはほとんどがレバーで操作する形式になっているとのこと。縦と横でそれぞれ操作するボタン式と比べて微調整しやすいそうなので、初心者の方はまず1階の機種からチャレンジするのがオススメです。
フロアの一番奥にはこっそりと1,000円ガチャの自販機もありました。景品窓にはPS5やNintendo Switch Liteの姿が……。ハイリスクハイリターン、自身の強運を信じる方はぜひチャレンジしてみてください。
エスカレーター付近にはフォトスポットもありました。
2階はクレーンゲームとキッズカードゲームのフロア/たい焼き、ポップコーンの販売も
2階はクレーンゲームやキッズカードゲームのほか、「GiGOのたい焼き総本店」、「ヒルバレー」といった食品を販売する常設コーナーが存在します。
キッズカードゲームの設置台数は30台で地域最大級とのこと。取材時には「スーパードラゴンボールヒーローズ」「ポケモンメザスタ」「ワッチャプリマジ!スタジオ」といったタイトルが並んでいました。
フロアの奥には「GiGOのたい焼き総本店」が出店。「GiGOのたい焼き」はさまざまな人気コンテンツとのコラボ焼きで話題のお店で、たいやき専門店「くりこ庵」が監修した本格的な味わいとモチモチの食感が評判です。
ライブキッチン形式で、ノーマルな形のたい焼きのほか、池袋ではここでしか買えないGiGOのロゴをかたどったロゴ焼きも販売されています。片手で持てるので、クレーンゲームをプレイしながらでも食べられるのがうれしいですね。
※「GiGOのたい焼き総本店」の支払いはキャッシュレス決済のみ
その隣には、日本発祥のグルメポップコーンブランド「ヒルバレー」の常設コーナーも。オイルを使わずに熱風ではじけさせたヘルシーなポップコーンが特長で、独自技術のキャラメル製法を用いて日本人好みの繊細な味付けに仕上げているそう。カラフルな見た目が非常にかわいいです。
取材時には人気YouTuberグループ「ドズル社」とのコラボポップコーン(チョコレート味やストロベリー味など)のほか、GiGOのロゴが入ったオリジナルポップコーンも販売されていました。GiGOのポップコーンはスカイブルーカラーのキャンディーソーダ味。爽やかさのある甘みとカリカリ食感で1ケースをペロリと食べられました。
※「ヒルバレー」の支払いはキャッシュレス決済のみ
窓際にはサンシャイン60通りを見下ろせる、ちょっとした休憩スペースが設けられているので、たい焼きやポップコーンを食べるのにも利用できますよ。
また、2階の壁面には、創業130年の職人集団「金井大道具」が手掛ける歌舞伎の舞台美術「松羽目」を原寸大で再現したものが設置されています。(高さ 3,550㎜×幅 6,390㎜)
GiGO総本店は“誰もが主人公になれる「舞台(STAGE)」”をコンセプトにしていて、このステージはそのコンセプトを空間デザインで具現化したもの。普段は近くで見ることのできない筆の質感まで伝わる再現性で、その前に立った瞬間、誰もが主人公になれる空間を作り出したとのことでした。
フォトスポットや待ち合わせスポットとして使えそうです。
3階はプリコーナーと体感ゲームのフロア
最上階の3階にはプリコーナーや「太鼓の達人」、レーシングゲームやシューティングゲームなど体を動かしてワイワイと楽しめるさまざまな体感ゲームのコーナーがあります。
プリコーナーにあるプリントシール機は18台。通路が広々しているので並ぶ際も混乱せずに済みそうです。
プリコーナーの奥には全身ミラーやドレッサーが併設されていて、撮影前の身だしなみチェックに利用できます。13台のドレッサーそれぞれに無料で使えるヘアアイロン(カール、ストレート)が備え付けてありました。
3階フロアで注目してほしいのは「太鼓の達人」。設置台数は11台で、これはGiGO店舗で台数日本一とのこと。
体感ゲームは都市高速を舞台に300km/hオーバーのハイスピードレースが楽しめる「湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6RR」や、競技性の高い爽快リアルガンシューティング「GunArena」などを用意。いくらでも時間を潰せそうです。
筆者はお気に入りの映画『ジュラシック・パーク』をモチ―フにした2人協力型のガンシューティングゲームを発見して大興奮。あまりゲームセンターに縁がなかったので、こんなゲームがあるなんて知りませんでした。
写真のような大型の筐体を使ったゲームの中にはホラーテイストのものもあり、没入感が高そうで非常に興味があります。ちょっとしたアトラクション感覚で楽しめるのではないでしょうか。
地下1階は音楽ゲームと大型カードゲームのフロア/全機種に配信設備も!
地下1階は話題の音楽ゲームとビデオ大型カードゲームがそれぞれ72台。ライト層寄りな地上階とは異なり、こちらはガチ勢向けの空気が漂います。
それもそのはずで、GiGO総本店はKONAMIが主催するe-sportsプロリーグ「BEMANI PRO LEAGUE(以下、BPL)」の「チームGiGO」の関東拠点になることを想定しているそうです。
そのため、BPLで使用する「beatmania IIDX LIGHTNING MODEL」(12台)、「SOUND VOLTEX -Valkyrie model-」(12台)、「DanceDanceRevolution 20th anniversary model」(3台)をそろえているとのこと。プロゲーマーも大満足のラインナップです!
さらに「beatmania IIDX LIGHTNING MODEL」には大型スクリーンを用意。イベントやロケテストの際は、ここにゲームの様子を投影する予定だといいます。
「台数が少ない店舗だと、後ろで並んでいる人たちに自分のプレイを覗かれるのが恥ずかしくてなかなか音ゲーに触れられない……」と悩んでいる方もいるのでは?
GiGO総本店なら機種の多さで衆目を集めにくいと思いますので、最初の一歩を踏み出すのにぴったりかもしれません!
上の写真の筐体はまるでドラム式洗濯機のようなビジュアル。このあたりに来ると、ゲームセンター初心者には「どう操作するゲームなんだ……!?」と困惑するような不思議な操作盤を見かけることも。
調べてみるとこちらは「maimai でらっくす BUDDiES」という音ゲーで、リング状に配置されたボタンを押すようです。(ボタン、演出用の飾りかと思っていました……)
ネットでプレイ動画を探して見てみましたが、難しそうだけどとっても面白そう! 初心者の方は事前にどんな機種があるのか、どんな操作方法なのかを調べてから行ってみると、現地で手間取らなくていいかもしれませんね。
プレイ動画といえば、地下1階フロアのすべての機種にゲーム配信設備を用意していて、自由に利用できること。ゲーム配信を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
奥にあるビデオ大型カードゲームのコーナーでは、「機動戦士ガンダム アーセナルベース」などガンダムシリーズのゲームがとくに充実していました。
なお、プセルトイ自販機(GORON!)は155面あり、各階のエレベーター付近や2階の常設コーナーの隣に設置されています。
GiGO最大の広さと機種台数を誇る旗艦店であるGiGO総本店。クレーンゲームだけで269台あり、お子さんからプロゲーマーまで楽しめるゲーム構成で、日本から世界にゲームセンターの楽しさを発信していくといいます。
ここをお目当てに池袋へ行くのはもちろん、待ち合わせの時間つぶしなど使い方は自分次第。ぜひ一度、足を運んでみてください。
※本記事の内容は取材時点(2023/9/18)のものです。景品や機種の入れ替えなど最新情報と異なる場合がありますので、詳細は公式サイト等をご確認ください。
■「GiGO総本店」概要
オープン日 | 2023年9月20日 |
営業時間 | 10:00~23:00 |
住所 | 東京都豊島区東池袋1-13-6 ロクマルゲートIKEBUKURO B1階~3階 池袋駅東口 35番出口 徒歩2分 |
定休日 | なし |
営業面積 | 合計947坪(B1階:213坪、1階:194坪、2階:270坪、3階:270坪) ※エレベーター、エスカレーターあり |
店舗URL | https://tempo.gendagigo.jp/am/Sohonten/ |
店舗Twitter(X) | https://twitter.com/GiGO_Sohonten |
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